7日、風傅媒によると、台湾の馮世寛国防部長はこのほど、米国が韓国に配備した地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)について、「台湾は誘致する考えがない」と表明した。写真は中国から最も近い台湾の金門島。

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2017年3月7日、風傅媒によると、台湾の馮世寛(フォン・シーグアン)国防部長はこのほど、米国が韓国に配備した地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)について、「台湾は誘致する考えがない」と表明した。台湾軍はTHAADで運用される核弾頭搭載の大陸間弾道ミサイルを使う計画がないため。米軍は台湾側の意志がないまま配備することは難しい見通しだ。

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台湾軍によると、米軍のTHAAD韓国配備の目的は日米韓軍事同盟の強化。さらに、表面上は韓国を通じて北朝鮮を監視すると主張しているが、米軍は中国東北部に配備された長距離大陸間弾道ミサイルに注目。中国軍の動向を探ることにあるとみられる。中国軍が米国に弾道ミサイルを発射した場合、米国本土から最も近い中国本土は東北部。このため中国の長距離弾道ミサイルも東北部に配備されている。核弾頭を搭載した潜水艦は渤海にあり、いずれも米軍が韓国にTHAADを配備した重要な理由の一つとなっている。中国側はこのような米国側の意図を承知している上、THAADの偵察範囲が2000キロを超えることも加わって、「東北部と華北地域が丸見えになる」と猛烈に反発している。

一方、中国軍が台湾海峡の対岸に配備しているのは短距離ミサイル。米国を攻撃できる長距離大陸間弾道ミサイルとは異なるうえ、中国軍のミサイルが台湾上空を飛ぶ可能性はない。これらが米軍がこれまで台湾へのTHAAD配備を要求しない理由だ。米国、台湾とも、台湾へのTHAAD配備に必要性を見出していないのだ。(翻訳・編集/大宮)