円安関連倒産月次推移

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 2月の外国為替市況では、24日のニューヨーク外国為替市場において、米国新政権の経済政策に対する不透明感を背景にリスク回避的な円買い・ドル売りが加速し、円相場は約2週間ぶりに1ドル=111円台の円高に振れた。米国の連邦準備制度理事会(FRB)による3月での利上げは難しいとの観測を強めたことも円相場を押し上げる要因になり、2月9日以来の円高ドル安水準を付けた。
 こうしたなか、企業倒産は依然として沈静化が続き、2月の「円安」関連倒産は3件(前年同月14件)だった。また、「円高」関連倒産も2カ月ぶりに1件(前年同月ゼロ)発生した。
 外国為替市場では、為替変動の大きな振れが目立たなくなったなかで、じりじり円高方向に振れている。ただし、資源価格の上昇もあって鋼材、樹脂、紙などの主要素材に値上げの動きが広がりつつある。中小企業の経営に与える影響が大きいため、今後の為替相場の動きとともに目が離せない。