伝説のフォークシンガー高田渡の人生最後の『ラストライブ』:GWに公開

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伝説のフォークシンガー高田渡の人生最後の単独ライブを記録したドキュメンタリー映画『まるでいつもの夜みたいに〜高田渡 東京ラストライブ』が、4月29日(土)から公開される。

映画『タカダワタル的』によって広くその名を知られた2005年、高田渡は突然この世を去った。本作は、高田の人生最後の単独ライブとなった2005年3月27日(日)の映像記録を中心に、伝説のフォークシンガー高田渡の足跡を辿る映画だ。

全国の小さな店や大きなホールを旅する中で磨き上げられた高田の歌。観客たちはその歌に酔いしれ、絶妙な間合いの話術に大笑いした。しかし、この日の高田は珍しく自身の過去を振り返るなど、少し寂しそうな表情を見せていた。高田の人生最後の単独ライブはそんな時間だった。

高田はこのライブの後、北海道ツアー中の2005年4月4日(月)に倒れた。そしてその12日後、56歳でこの世を去った。最後までフォークシンガーらしい生き方を貫き通した高田が、イ泙襪任い弔發量襪澆燭い万ヅ仂譴掘歌い、語る貴重な姿が、本作には収められている。

本作の公開を記念し、数々の著名人からもコメントが寄せられた。

高田漣(ミュージシャン)
高田渡にとってライブはそれこそ吉祥寺の立ち飲み屋にいる時と同じく日常であった。その日もいつものように高田渡は歌い、夜の街に消えていった。いまも僕らの知らない土地で歌っているのか、飲んでいるのか。今日もどこかで父は冗談話をしているに違いない。悪戯な笑顔とともに。

佐野史郎(俳優・映画監督)
渡さんだけのあの、ギターのピッキングに酔いながら、『風』で唄われる「本当のことが言えたらな」に目頭を熱くし、「言ってるくせに」と映画の中の渡さんに話しかけていた。

森達也(映画監督・作家)
けっこう毒舌。でも誰も怒れない。だってペーソスそのものだもの。映画を観ながらあらためて思う。唄い、そして、歩き、喋る。すべて高田渡だ。

中川五郎(フォークシンガー・文筆家)
あまりにもリアルで鮮やかなだけに、もう渡さんはいないんだ、渡さんにはもう会えないんだ、何でこんなにも早く歳月が流れるんだと、つらく、悲しく、寂しい気持ちにぼくは襲われてしまった。


『まるでいつもの夜みたいに〜高田渡 東京ラストライブ』
監督・撮影・編集:代島治彦
出演:高田 渡 中川イサト 中川五郎
takadawataru-lastlive.com
4月29日(土)よりGWロードショー。