Blackmagic URSA Mini事例:Amazonプライムのオリジナルコンテンツ「PRIME JAPAN日本のこころにであう」の場合

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Blackmagic Designの発表によると、Amazonプライムのオリジナルコンテンツのひとつである、4Kドキュメンタリーシリーズ「PRIME JAPAN日本のこころにであう」の和菓子編の全編がBlackmagic URSA Mini 4.6K EFで撮影されたという。

「PRIME JAPAN」は日本をテーマに、寿司や日本酒、日本刀などの日本の伝統的な文化からデザイン、ファッション、現代建築といった現代的な日本を象徴するようなものなどを取り上げたドキュメンタリー。日本の美を4K映像で表現することにも重きを置いており、同シリーズの「和菓子」の回の撮影には、Blackmagic URSA Mini 4.6Kが使用された。同作の撮影監督を務めたヘルメット株式会社の千葉孝氏は次のようにコメントしている。

千葉氏:このドキュメンタリーはAmazonプライムというプラットフォームで配信することから、海外の人たちにも向けて番組を作りたいという考えがありました。日本のドキュメンタリーのスタイルは、ディレクター自身が小さなカメラを回しっぱなしにして、そこから良い部分だけを編集していくものがほとんどです。海外のドキュメンタリーも、そういったスタイルのものはもちろんありますが、メッセージはきちんと主張しつつも、映像にもこだわっているものが多いです。今回の作品は、ドキュメンタリーであると同時に日本の美を描く、という主旨もあるため、ビジュアル面も大事にしたスタイルで撮影しました。

撮影はロケーションとスタジオの両方で行われ、ロケ現場ではURSA Mini 4.6KにCarl Zeissクラシックシリーズのセットレンズを付け替えて撮影され、スタジオで和菓子のクロースアップを撮る際にはコンパクトプライムを付けて撮影が行われた。同作は全編4Kで撮影されており、4K収録が可能という点がカメラを選定する上で第一条件で、最終的にURSA Mini4.6Kが選ばれた。

千葉氏:日本各地にある和菓子を紹介しているため、いろいろな場所に撮影に行きました。URSA Miniは機動性がいいので、今回のような撮影にはぴったりなんです。軽くて使いやすいし、レンズもEFなのでカメラを振り回せます。

同作は和菓子がテーマとなっているため、いかにそれを美味しく見せるかということが重要だったという。

千葉氏:人は口に入れるものに対して、色彩の感覚がより敏感になります。そのためグレーディングも、和菓子が美味しそうに見えることを重要視して、あまり作り込んだような不自然な色にはしていません。Blackmagic URSA Miniで撮った自然な状態のルックを生かしました。和菓子は薄くて淡い色合いが多いですが、その繊細な感じがよく出せたと思います。

あまりクオリティの高い画を撮れないカメラだと、グレーディングで色を作り込んであげないと、いい雰囲気のルックにならない可能性があります。その点、このカメラはごまかす必要がないんです。

また、同作ではハイスピード撮影も多く取り入れており、クラシック音楽に乗せて職人が菓子を作る様子をリズミカルに表現しているシーンもある。

千葉氏:職人の方が作業している様子などはハイスピードで撮影することで、よりシズル感やシネマっぽい雰囲気が出せました。今回は、スタジオでもフィールドでもURSA Miniで撮影しましたが、URSA Miniはどちらの現場でも使いやすい、マルチユースなカメラですね。