日本では若者の「車離れ」が進んでいると言われるが、中国の自動車市場は逆に若者たちが市場の成長を牽引する立場となっている。中国の一部の都市では自動車が増えすぎたため、保有台数の増加を抑えるために措置を取っているほど、自動車が売れている。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本では若者の「車離れ」が進んでいると言われるが、中国の自動車市場は逆に若者たちが市場の成長を牽引する立場となっている。中国の一部の都市では自動車が増えすぎたため、保有台数の増加を抑えるために措置を取っているほど、自動車が売れている。

 中国メディアの今日頭条は3日、日本では自動車が売れないのに、なぜ中国では消費者がこぞって自家用車を欲しがるのか、その理由について分析した記事を掲載した。

 記事は、近年中国では日本車が大人気であるにもかかわらず、日本の自動車市場は「冷えている」と指摘。日本では消費者の自動車購買意欲が低く、高級車を買いたいと思う人は多くはないとした。

 その理由として、自動車に関心を持つ「若者」が減っていることがあるという。モーターショーに行くのは中高年が多く、若者は自動車に興味を示さないと指摘した。また、別の大きな理由は自動車の所有の有無が社会的ステータスに影響しない日本社会が関係しているとした。

 中国では娘の結婚相手に対し、マイホームと自動車の所有を条件として要求する親が少なくない。「車は持っているか」、そして、「どのような車に乗っているか」という点が社会的ステータスとみなされるためだが、日本ではそのような要求をしてくる親はほとんどいないだろう。記事は「安い車に乗っていると馬鹿にされる」ようなことは日本では起きないと伝え、消費に対する成熟した日本の価値観を称賛した。

 借金をしてでも若者に高級車を購入させる中国の社会的風潮は理不尽と言えるだろう。日本の若者はその点では理性的な消費者といえるかもしれない。記事は、中国人はいまだに自動車を「メンツ」を図る道具とし、自分の能力を示すものと捉えていると指摘しているが、中国人にとってメンツの重要性は一朝一夕で変わるものではなく、中国の自動車市場は今後も伸び続けるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)