銃を突き上げるスーダン人民解放軍(SPLA)の兵士ら。南スーダンの首都ジュバ近郊で(2016年4月14日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】南スーダン政府軍の元副参謀総長トマス・シリロ・スワカ(Thomas Cirillo Swaka)氏は6日、同国の政権打倒に向け新たな反政府組織を結成したと表明した。南スーダンでは3年以上にわたり内戦が続いている。

 先月辞任し、「部族的に仕組まれた戦争」を引き起こしているとして、サルバ・キール(Salva Kiir)政権を激しく非難していたスワカ氏は6日、反政府組織「救国戦線(NAS)」の結成を宣言し、南スーダンの国民に対し「キール政権を打倒するため立ち上がる」よう呼び掛けた。

 スワカ氏は声明で「救国戦線は、わが国の健全性を取り戻し正常な状態にするためキール政権は退陣すべきという結論に至った。彼は、さらなる流血の事態を起こさずに大統領の座を明け渡すべきだ」と述べた。

 政府軍であるスーダン人民解放軍(SPLA)のルル・ルアイ・コアング(Lul Ruai Koang)報道官(准将)は、新しい反政府勢力について「日の目を見ることがない武装勢力がまた一つ誕生しただけ」と一蹴した。

 かつて平穏だったスワカ氏の出身地エクアトリア(Equatoria)地方は数か月前から政府軍の攻撃を受けている。

 スワカ氏が南スーダンの国内外から政治的・軍事的にどの程度の支持を受けているのかは不透明だ。救国戦線結成を宣言する17ページの文書に署名したのはスワカ氏1人だけで、同氏がキール大統領に対抗する幅広い動きを起こせるのか疑問視されている。
【翻訳編集】AFPBB News