くわばたりえ

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8日放送の「あさイチ」(NHK総合)で、クワバタオハラ・くわばたりえが、「『福島米食べてます』って言えない」との気持ちを吐露した。

番組では、6年前の東日本大震災を振り返り、福島米について特集した。東京・調布市のあるスーパーでは、さまざまな産地の米を販売しているが、震災後は福島県産の売上が4割落ちたという。JAふくしま未来の斎藤重泰氏によると、「どうしても“福島県”の名前が出てると、消費者が嫌う部分がある」と明かす。

原発事故が起きた2011年、収穫された福島県産米の一部から500ベクレルを越す放射性物質が検出されていた。そこで、翌年から県内で収穫されたすべての米の放射性物質を調べる検査を開始。これまでに5310万点で実施され、2年前からはすべての米が基準値(100ベクレル/kg)以下となり、99.99%は放射性物質が不検出だったという。だが、安全が証明されているにも関わらず価格は低下し、苦戦を強いられているとのことだ。

VTR後、くわばたは複雑な表情で「いや…なんか、『私は福島米食べてます』って言えない自分もいる」と漏らしたのだ。最近、スーパーに行ったときも、福島米が少し安く売っていたが「買わなかった」という。

くわばたはその理由を、たくさん陳列されていても減っておらず、隣の200円ほど高い米のほうが売れていたからだと明かす。くわばたは「みんな買ってないから、私も買わんとこう」との心理が働いたと明かす。たとえ安全だと分かっていても「食べない人のほうが多い」ならば、自身も「じゃあ…」と食べないことを選択してしまう、というのだ。

この現状に、津田塾大学教授で哲学者の萱野稔人(かやの・としひと)氏は「『安全』だって分かってても、やっぱり『安心』までは行かないっていうことが現実にある。専門家も頭を悩ませてる」と解説していた。

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