「指圧やマッサージは痛い方が効く気がする」「痛いくらいじゃないともまれている気がしない」そんな風に考えている人って多くないですか?でも、疲れがとれにくい、足がむくむ、肩がパンパンにはっている……そんな不調の原因は、実は強もみによる間違ったマッサージにあるかもしれないのです。

してしまいがちなNGマッサージ

日本人は特にマッサージが好きな民族と言われていて、温泉施設やホテルにはもちろん、街を歩いても様々なマッサージ店がひしめいています。そして東洋医学の「ツボ」という考え方が定着している日本では、とくかく強い圧が好む傾向があるのです。そのためお店に行けば、冷や汗を出しながら痛みに耐えるようなマッサージ、自宅ではセルライトを「潰そう」と強い力を込めてもみ続け、フェイスローラーや拳を肌に押し当ててぐりぐり……でもそのようなマッサージ習慣は実はすべてNG!逆効果になっている可能性も高いのです。

強もみマッサージで老け顔に?!

強い圧で痛みを感じるとき、身体の状態はどうなっていますか。多くの人はぐっと力が入って、身体が硬くなっているのではないでしょうか?マッサージによる本来の目的は、身体をリラックスさせ血流を促し、滞りがちなリンパの流れを促進すること。痛みを感じるマッサージでは、逆に血流を悪くし、身体を固くし、圧によって筋肉にダメージを与えている可能性だってあるのです。

特に怖いのが、顔まわりの皮膚に強い刺激を与えること。肌の中の真皮層がダメージを受け、シミやシワ、むくみやくすみなどの老け顔を引き起こすこともあります。また、リンパの流れを意識したマッサージでも、ゴリゴリと痛いくらいに自己流で行う人がいますが、これもNG。リンパは内臓や皮膚に網の目状に広がるリンパ管という、細くて繊細な管を通っています。皮膚のリンパ管は皮膚のすぐ下にあるため、優しくさするだけでも十分に刺激が届くのです。

必要なのは優しく「さすって」柔らかくすること

身体が本当に求めているのは、強い刺激ではなく、優しく「さする」マッサージ。脚であれば足の裏から付け根までをとにかく優しくさすっていきます。どうしても圧をかけたり強くもんでしまいたくなる人は、オイルを使って行うのがおすすめ。肌を密着させて滑らせるようにさすっていくことで、ゆったりとリラックスでき、心も体もふんわりと柔らかくなっていくことがイメージできるはずです。

心からリラックスできると身体が本来もっている自然治癒力も十分に発揮されてくるので、代謝や免疫力がアップし、ダイエットや風邪を引きにくくなるなどの嬉しい効果も期待できますよ。セルライトなどはついつい「潰す」「もみ出す」などと考えてしまいがちですが、イメージとしてはさすって「柔らかく解していく」感じ。力まかせのマッサージではセルライトを覆っているコラーゲン繊維の破壊が起き、逆にセルライトが悪化してしまいます。

もちろん足裏などのツボに届かせたい場合は痛いと感じる強もみもOKですが、目的が異なります。疲れがとれにくい、身体が固まっているなと感じる人は、マッサージだけでなく、普段から適度な運動を行い体力をつけておくことも効果的。優しく「さする」マッサージと運動などをうまく取り入れて、疲れにくく柔軟な身体を手に入れましょう。


writer:サプリ編集部