地震保険を「高い」と思わずに払い続ける方法

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岩手でも宮城でも「地震保険、
入ってて良かった!」の声多数

 東日本大震災からまもなく6年が経つ。毎年この時期になると「地震保険は入っておいたほうがいいか」と聞かれることが増える。質問者は続けて「東京に大地震が起こったら、きっと保険金は出ないですよね」、「地震保険料、高いですよね」、と言う。質問というより、どちらかといえば、「地震保険をやめていい理由」を探しているようだ。

 私はいつも「入っておいたほうがいいですよ。地震で住まいを失ったとき、すぐに買い換えるお金を持っている人はそういないですよね。まして住宅ローンがあるなら、なおさら。返済は続きますから。“自分の貯蓄でカバーできない経済的リスクには保険でカバーする”のが基本」と答える。

 2011年の東日本大震災の後、宮城県や岩手県での被災者向け相談会に呼んでもらい、相談員を務めた。その際、地震保険に入っていた人は、年代を問わず「入っておいて本当に良かった」と口々に言っていたのが強く印象に残っている。地震保険は仕組み上、保険金が満額おりたとしても、同じ住宅を建てるお金には満たないが、それでも地震保険に入っていた人は入っていない人に比べ、生活再建が早かった。

 昨年4月には熊本地震が起こるなど、日本では大きな被害が伴う大地震が続いている。住宅が津波により流失、大きな揺れで倒壊するなどの映像をニュースで目にしてもなお「地震保険、続けるべきか」と迷うのは、仕組みがわからないからだろう。

 仕組みが理解できていないと、「被害に遭ってもどうせもらえない」といったネガティブなイメージを持ってしまいがち。また、多くの人は地震保険の保険料を「5年払い」としているので、数年ごとにまとまった金額の保険料を払うことになる。仕組みがわからないものにお金を払うのは、ストレスだろう。私もFPになっていなかったら知識を持たずに「地震保険、高いのに必要か」と考える派だったと思う。

 正直なところ、地震保険の仕組みは難しい。ただし、読者のみなさんは専門家ではないから詳細に知る必要はない。地震保険のおおまかな仕組みを知り、「巷の誤解」を解くことからはじめよう。併せて、上手な保険料の払い方をお伝えする。

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