エドが語る劇場版ハガレン
2005年07月12日15時39分 / 提供:PJ
7月23日(土)に劇場公開を控えている『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』で、主人公のエドワード・エルリックの声を演じられている朴王路美(「王路」は王へんに「路」)(ぱくろみ)さんに作品への意欲、エドに対する思い入れなどを聞くことができた。
−『鋼の錬金術師』映画化おめでとうございます。はじめて映画化の話を聞いたときはいかがでしたか?
テレビシリーズをやっていて集中しているときだったので、あまり実感がもてなかったですね。他人事みたいでした。
−もちろんエドは朴さんという前提だったのですよね。
初めはそう思っていたのですが、テレビシリーズが終盤に差し掛かったころに映画のスタッフからエドは大人になっていて声変わりしているので、男性キャストの可能性が高いと聞きました。
それを聞いたときは「なんだと?私以外に誰かいるのか?」とも思いましたが、個人的な感情よりも鋼の世界観が皆さんにより伝わるのであれば、それでいいと思いました。
−朴さんに決定したのは随分後だったんですか?
今年に入ってからですね。
−劇場版とTVシリーズで演じられるのに違いはありましたか?
エドが随分成長していて、最終回から2年後という設定なんです。
エドとアルは激動の日々を歩んできていて、彼らには休む暇もなく、特にエドは考えるより先に行動するタイプだったのが、アルと離ればなれになって2年経った。何を模索しても見つかるものはなく、すっかりあきらめきってしまっているというところから劇場版はスタートするんです。彼自身、自分が生きているのか死んでいるのかも分からない、現実なのか夢なのかも分からないといった状態で、その2年はとてもつらかったと思うんです。様々な経験をしてきて「考えてから行動する」エドに変わっていました。テレビ版よりもすごく達観しているエドを演じなければいけませんでした。
−朴さん自身がそういうエドと同質化してしまうといったようなことも?
私はとても入り込みやすいタイプで、テレビシリーズのときも1年間すごく入り込んでいました。
今回の劇場版でもいろいろ考えたんですが、音響監督が「お前は1年間エドをやってきた。お前のやることがエドなんだ。お前自身がエドなんだ」と言ってくれました。「考えなくていい。体をもってこい」と。
それで迷うこともなくなって、実際の収録の時には「肉体あっての声」と思って、前日にカラオケに行って声を枯らしていきました。エドと同じ状態に自分の体をもっていきたかったし、説得力のある声を作りたかったので、死ぬほど声を枯らしたかったんですね。しかも低音でぼそぼそしゃべりながらも説得力のある音質というのを自分で作りたかった。
−もう、放心状態ですね。
そう。いい感じに放心状態でした。放心状態だけど、テンションだけは高くて。そんな感じで収録しましたね。
−劇場版とテレビシリーズで作品に対する姿勢というのは違いましたか?また、舞台と声優の違いは?
テレビシリーズあっての劇場版だったので、作品に挑む気持ちは全く変わらなかったですね。
女優と声優という点でも、役作りという精神的な面では違いはありません。ただ、技術的なものではあります。
舞台ではお互いの目を見て表現ができたり、お互いの目から感じ取れたり肉体を通して表すことができますが、声の場合はほんとに「声だけ」なんですよね。
本当の声は肉体を動かして出るものなのに、肉体を動かさずに「動いているかのような声」にしなければいけない。イメージ力と集中力がすごく必要とされますね。
−朴さんにとっては声優さんの方が難しいということですか?
突き詰めれば難しいと思いますね。
自分の人生観とか自分の持っている魂のようなものが声に出ると思うので、一番難しいと思いますね。
−ところで、エドの役を一度お断りになったということを聞きましたが。
実は舞台のスケジュールと重なりそうで事務所が一度お断りしてしまったのです。
でも、再度「オーディションだけでも」と声をかけて頂いて、何とか受けられることに。
二次オーディションでアルとのかけ合いがあったのですが、釘宮さんとかけ合いをした時にいろいろなニュアンスを彼女が感じとってくれて「あっ、彼女と私がやるな」と直感的に感じました。
−ハガレンのキャラクターの中で朴さんが恋人にしたいなって思う人はいますか?
お付き合いするには面倒くさそうなキャラばかりで(笑)。
恋人じゃないけど、おばあちゃんとしてほしいのはピナコですね!肉親にほしいです。
−今回の劇場版ですが、どんな方に観てもらいたいと思われますか?
年齢を問わず楽しんで頂ける作品になっていると思います。多感な子や悩んでる子はこの作品を観て何か勇気を得られるかもしれないし、大人の方には今の現実っていうものをすごく考えさせられる作品になっています。
ですから、多くの方に観て頂きたいですし、エドの主観で観てもらえるとこの映画の大きなテーマが見えてくると思っています。それは自分の胸の中にずきりと痛むものかもしれないけれど、その痛みを忘れないで持ち続けていられるものになると思うので、その大きなテーマを是非感じて頂いて、忘れないでいてほしいなと思います。
−朴さんありがとうございました。
◇7月23日(土)より、丸の内プラゼールほか 全国ロードショー(配給:松竹)
◇『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』公式HP
【編注】朴王路美(「王路」は王へんに「路」)
畠山仁美・いわためぐみ 共同取材【了】
−『鋼の錬金術師』映画化おめでとうございます。はじめて映画化の話を聞いたときはいかがでしたか?
テレビシリーズをやっていて集中しているときだったので、あまり実感がもてなかったですね。他人事みたいでした。
−もちろんエドは朴さんという前提だったのですよね。
初めはそう思っていたのですが、テレビシリーズが終盤に差し掛かったころに映画のスタッフからエドは大人になっていて声変わりしているので、男性キャストの可能性が高いと聞きました。
それを聞いたときは「なんだと?私以外に誰かいるのか?」とも思いましたが、個人的な感情よりも鋼の世界観が皆さんにより伝わるのであれば、それでいいと思いました。
−朴さんに決定したのは随分後だったんですか?
今年に入ってからですね。
−劇場版とTVシリーズで演じられるのに違いはありましたか?
エドが随分成長していて、最終回から2年後という設定なんです。
エドとアルは激動の日々を歩んできていて、彼らには休む暇もなく、特にエドは考えるより先に行動するタイプだったのが、アルと離ればなれになって2年経った。何を模索しても見つかるものはなく、すっかりあきらめきってしまっているというところから劇場版はスタートするんです。彼自身、自分が生きているのか死んでいるのかも分からない、現実なのか夢なのかも分からないといった状態で、その2年はとてもつらかったと思うんです。様々な経験をしてきて「考えてから行動する」エドに変わっていました。テレビ版よりもすごく達観しているエドを演じなければいけませんでした。
−朴さん自身がそういうエドと同質化してしまうといったようなことも?
私はとても入り込みやすいタイプで、テレビシリーズのときも1年間すごく入り込んでいました。
今回の劇場版でもいろいろ考えたんですが、音響監督が「お前は1年間エドをやってきた。お前のやることがエドなんだ。お前自身がエドなんだ」と言ってくれました。「考えなくていい。体をもってこい」と。
それで迷うこともなくなって、実際の収録の時には「肉体あっての声」と思って、前日にカラオケに行って声を枯らしていきました。エドと同じ状態に自分の体をもっていきたかったし、説得力のある声を作りたかったので、死ぬほど声を枯らしたかったんですね。しかも低音でぼそぼそしゃべりながらも説得力のある音質というのを自分で作りたかった。
−もう、放心状態ですね。
そう。いい感じに放心状態でした。放心状態だけど、テンションだけは高くて。そんな感じで収録しましたね。
−劇場版とテレビシリーズで作品に対する姿勢というのは違いましたか?また、舞台と声優の違いは?
テレビシリーズあっての劇場版だったので、作品に挑む気持ちは全く変わらなかったですね。
女優と声優という点でも、役作りという精神的な面では違いはありません。ただ、技術的なものではあります。
舞台ではお互いの目を見て表現ができたり、お互いの目から感じ取れたり肉体を通して表すことができますが、声の場合はほんとに「声だけ」なんですよね。
本当の声は肉体を動かして出るものなのに、肉体を動かさずに「動いているかのような声」にしなければいけない。イメージ力と集中力がすごく必要とされますね。
−朴さんにとっては声優さんの方が難しいということですか?
突き詰めれば難しいと思いますね。
自分の人生観とか自分の持っている魂のようなものが声に出ると思うので、一番難しいと思いますね。
−ところで、エドの役を一度お断りになったということを聞きましたが。
実は舞台のスケジュールと重なりそうで事務所が一度お断りしてしまったのです。
でも、再度「オーディションだけでも」と声をかけて頂いて、何とか受けられることに。
二次オーディションでアルとのかけ合いがあったのですが、釘宮さんとかけ合いをした時にいろいろなニュアンスを彼女が感じとってくれて「あっ、彼女と私がやるな」と直感的に感じました。
−ハガレンのキャラクターの中で朴さんが恋人にしたいなって思う人はいますか?
お付き合いするには面倒くさそうなキャラばかりで(笑)。
恋人じゃないけど、おばあちゃんとしてほしいのはピナコですね!肉親にほしいです。
−今回の劇場版ですが、どんな方に観てもらいたいと思われますか?
年齢を問わず楽しんで頂ける作品になっていると思います。多感な子や悩んでる子はこの作品を観て何か勇気を得られるかもしれないし、大人の方には今の現実っていうものをすごく考えさせられる作品になっています。
ですから、多くの方に観て頂きたいですし、エドの主観で観てもらえるとこの映画の大きなテーマが見えてくると思っています。それは自分の胸の中にずきりと痛むものかもしれないけれど、その痛みを忘れないで持ち続けていられるものになると思うので、その大きなテーマを是非感じて頂いて、忘れないでいてほしいなと思います。
−朴さんありがとうございました。
◇7月23日(土)より、丸の内プラゼールほか 全国ロードショー(配給:松竹)
◇『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』公式HP
【編注】朴王路美(「王路」は王へんに「路」)
畠山仁美・いわためぐみ 共同取材【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
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