マレーシアのナジブ首相は、北朝鮮が同国にいるマレーシア国民の出国を禁じる措置を取ったことを極めて強い口調で非難し、出国を認めるよう要求した。

ナジブ氏は7日に発表した声明で、我が国の国民を人質に取るという忌々しい行為は、国際法と外交儀礼に完全に反している、北朝鮮の措置を可能な限り強く非難する、と述べた。

また、自国民保護のために必要なすべての手段の動員も辞さないと述べた。

一方で、迅速な解決を望んでいるとし、事態のさらなる悪化を避けるためにも、マレーシア国民の出国を即時認めるよう要求した。

声明の発表を前にして、マレーシア警察は、北朝鮮大使館の封鎖に乗り出したと英字紙ザ・スターが報じた。

サブマシンガンを持った警察官15人が7日午前11時30分ごろ、北朝鮮大使館周辺に出動し、玄関前の通りに非常線を張り封鎖したという。

警察官は記者からの質問に「我々は大使館を封鎖している」と述べた。

封鎖の理由について、内務省のヌール・ジャズラン副大臣はロイター通信の取材に答え、大使館内にいる職員の数と身元を確認するためだと述べた。また、確認が終了するまでは職員が外出することは許されないとした。

マレーシア当局は大使館関係者の外出は禁じていないものの、出入りする人員の名前などの情報を警察が事細かく記録している。なお、その後に封鎖は解かれた。

一方、マレーシアのジャマルディン青年スポーツ大臣は、自国のサッカー代表チームが北朝鮮から出国できずにいると述べていたが、マレーシアのサッカー協会がこれを否定した。