柏戦でハイパフォーマンスを披露。キレのあるドリブルで脅威となった。写真:田中研治

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[J1リーグ2節]柏1-3G大阪/3月5日(日)/柏

 J1・2節、G大阪が2011年から勝利のない日立柏サッカー場で柏を3-1で下した。
 
 約6年ぶりに犁缶隋蹐鬚海験けたチームにおいて、2得点を決めた長沢とともにハイパフォーマンスを見せたのがアデミウソンだ。
 
 この日のアデミウソンは実に好調だった。パスが入れば柔軟なキープでボールを収めて攻撃の基準点となり、カウンター時には、ハーフコートを独走してシュートまで運び、ひとりで攻撃を完結させてしまう。まさに手の付けられない状態だった。
 
「前線で監督から要求されることをグラウンドのなかでできた。特に動きのところや前線でボールをキープするところ、アグレッシブに前にボールを運ぶところはできた」
 
 こう語るように自身も納得の出来だった。
 
 チームメイトの今野泰幸も「攻撃では、アデミウソンが今日はキレキレだった。(ボールを)収めてくれたので、後ろからどんどん上がれた。今日はそこはひとつポイントだったと思いますね」と称賛を惜しまない。
 
 印象的だったのが70分のPK獲得のシーンだ。相手陣内でスローインを受けたこのブラジル人アタッカーは、ワンタッチで前を向くとすぐさまギアチェンジし、ドリブルを開始。速度を増しつつ冷静に対面する中谷進之介の股を抜きかわすと、今度はワンフェイントで中山雄太の逆を突きファウルを誘った。優れたテクニックと並外れたスピードで柏の若きCBコンビを手玉に取る姿は圧巻だった。
 
 これで得たPKの場面で、自らキッカーを志願したという。
 
「チームとしてヤット(遠藤保仁)がキッカーというのは決まっています。僕自身がヤットに蹴らせてほしいと言ったら、了承をしてくれた。ヤットからプレゼントをもらった形です」
 
 遠藤からもらったプレゼントPKをきっちりモノにして、今季リーグ戦初ゴールをゲット。2月22日のACLグループステージ・1節のアデレード戦から続く4連戦を良い形で締め括った。
 
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)