連ドラ「嘘の戦争」勝利の鍵は“草なぎック”スマイル!

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<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>

 ドラマ「嘘の戦争」が佳境に入っています。

 視聴率も8週連続で2桁をキープ、スリリングな展開に目が離せません。

 主人公・一ノ瀬浩一(草なぎ剛さん)は、惨殺された家族の復讐を遂げるべく、首謀者一家に接触。事件関係者を次々と破滅させるも、ついに正体を知られ反撃の魔の手が迫る――。

 第9話では、浩一と宿敵・仁科家の壮絶な騙し合いが描かれることになりそうです。

 草なぎさんが演じる一ノ瀬浩一は、30年前に家族が殺された中ひとり生き残り、復讐心を糧に詐欺師となった男性です。昏(くら)い憎しみを飼いながら、その風貌はいたっておだやか。

◆対照的な、草なぎさんの糸のような目と仁科家の人々のギョロ目

「男の目には糸を引け 女の目には鈴を張れ」ということわざがありますが、草なぎさんはまさに目に糸を引いているよう。

 このことわざ、本来は「男の目は糸のようにキリッとまっすぐなのがよい」という、容貌をたとえるものですが、「簡単に本心を見透かされない、聡明な男たれ」と読むこともできます。

 こうして見ると、仁科家の面々は、父・仁科興三(市村正親さん)、長男・晃(安田顕さん)、次男・隆(藤木直人さん)、さらに長女・楓(山本美月さん)にいたるまで、そろいもそろって皆、鈴を張ったようなギョロ目。

「目は口ほどに物を言う」と言いますが、仁科家の人たちは感情の揺らぎもバレバレです。

 反面、スッと引かれた糸のような草なぎさんの目から、読みとれるものはありません。口元にはあえかな笑みさえ浮かべ、その柔和な表情に感情のすべてを押し込めてしまったよう。だからこそ、わずかに寄せた眉間のしわや、かすかな口元の歪みで果てしない怒りや哀しみを表現できる草なぎさんの演技力にグッと引き込まれます。

 喜怒哀楽を内包し、澄んだ水面のように静かな草さんの笑み、それはアルカイックスマイルならぬ運命の“草なぎックスマイル”。

 どうか、最終回にはその笑顔に晴れやかなものが宿っていますように……!

 祈る気持ちで、見届けたいと思います。

<TEXT/みきーる ILLUSTRATION/二平瑞樹>
【みきーる】
ジャニヲタ・エバンジェリスト。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニヲタあるある』(アスペクト)『ひみつのジャニヲタ』(青春出版社)他。Twitterアカウント:@mikiru。公式ブログ『俯瞰! ジャニヲタ百景』