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 NECはAI技術により、スーパー向けソリューションにおけるマーケティング・需要予測機能を向上させた。顧客の詳細なプロフィールや商品属性を自動推定できるようになるほか、過去の商品販売実績や廃棄数など各種データに基づく商品毎の需要予測が精緻化した。

 NECは、AIやクラウドなどICTを活用し、スーパーマーケット向けのマーケティングや需要予測についてのソリューションを強化する。具体的には、一般社団法人日本スーパーマーケット協会と連携し、NECのAI技術群「NEC the WISE」を活用したソリューションの開発・提供および実証実験を推進。今回第一弾として、マーケティングや需要予測に関する2種のソリューションの販売を開始した。

 今回のソリューション強化の特長としては、顧客の詳細なプロフィールや商品属性を高精度に自動推定できるようになる「NEC Marketing Segmentation」と、過去の商品販売実績や廃棄数、気象予報、キャンペーン情報など多様なデータの相関関係を分析することで、商品毎の需要数を高精度に予測することができるようになる「商品需要予測ソリューション」が挙げられる。

 また、これらのソリューションを活用した実証実験を、ライフコーポレーション、三越伊勢丹フードサービスが運営するクイーンズ伊勢丹にて実施している。

 ライフでは「NEC Marketing Segmentation」を活用し、同社が人手で付与した商品属性の確からしさの分析や商品属性の自動付与の可能性を検証する実証実験を2017年2月から4月まで実施している。

 クイーンズ伊勢丹2店舗においては「商品需要予測ソリューション」を活用し、日配品10カテゴリー約70品目を対象とした需要予測および来店客数予測の実証実験を2016年度下期に実施した。需要予測に基づいた発注をシミュレーションした結果、値下げロスを最大30%削減でき、さらに従業員による予測と同等以上の精度で来店客数を予測できたという。

 NECはAIを活用したスーパーマーケット向けのソリューションについて、今後3年間で20社への提供を目指すとしている。

MarkeZine編集部[著]