GENGAH./撮影:スズキメグミ

写真拡大

2が連続していて「ニャン・ニャン・ニャン」と読めることから猫の日である2月22日、「AddictedHearts/VISUMAL Presents 『犬猫好きによる犬猫のための犬猫のイベント』 vol.1〜にゃんにゃんにゃんの日だから〜」が、目黒鹿鳴館にて開催された。

【写真33枚】 『犬猫好きによる犬猫のための犬猫のイベント』フォトギャラリー

これは、ヴィジュアル系バンドマンとバンギャルさんを対象に動物愛護活動を行っているVISUMALと、V系フリーペーパー『我執鬼行』を発行しているAddictedHeartsとの共同主催のイベント。チケット1枚につき500円が、動物の保護活動に使われるチャリティーライブだ。

この活動をバンドマンに伝えたら、1匹猫ちゃんの命が救われるかもしれない

スタート前にVISUMALの代表・中村つかささんと、AddictedHearts代表・眞-SiN-さん、V系イベントのMCやライブレポを執筆中のヴィジュアル博士のるさんが登壇して挨拶を行った。

中村さんは「今日のお客さんたちのほとんどは、VISUMALを知っている方たちばかりだから」と、恥ずかしそうにして多くを語らなかったが、MCを務めたヴィジュアル博士のるさんはこう語った。

「今日のイベントはバンドさんのご厚意で出演してもらっています。ぜひ、最後までライブを観て、バンドの物販やVISUMALの物販にも足を運んでください。

また、こんな動物愛護の活動をしている人がいるよと、お客さんから自分が通っているバンドの方にお話しをしていただきたいです。

お客さんの方からバンドマンにVISUMALの活動が伝わって、チャリティチェキにご協力をいただいたりもすることもあります。動物が好きなバンドマンに『良かったらVISUMALの活動を見てください』と言うだけで、もしかしたら1匹猫ちゃんが幸せになれるかもしれない、きれいごとと言ったら言い方は悪いんですけど、そういった形で命が救われるのはすばらしい連鎖だと思います」

MCは愛猫話「トイレは覚えるのに、気に入らないことがあるとやらかす」

3人の挨拶後、最初に登場したのは眞-SiN-のバンドのDr.Feelgood。この日は眞-SiN-のアコースティックギター1本でのライブとなった。

どこか懐かしさを感じる乾いたメロディと、Vo.TO-RUの伸びやかな声が美しく調和する。

眞-SiN-自身、自宅で猫を多頭飼いしていることから、MCはもっぱら猫話。

「まだ目の開いていない猫を保護して大きくなるまで育てたのに、朝っぱらから、その猫が高いところから俺の顔面に落ちてきたの。恩を仇で返しやがって!

他にもパソコンの上に乗って作業の邪魔をしたり、朝起きたら横に臭い水たまり(おしっこ)ができていたりとか……猫は基本トイレを覚えるけど、たまに気に入らないことがあるんとやらかんすんですよ」

そう迷惑そうに語った眞-SiN-だが、猫たちへの愛があるからこそ話せる、微笑ましいエピソードだと感じられた。

暴れ曲でフロアはヒートアップ!

続いて、Heaven’s Queen、KENTAROセッション、リハビリセッションと、セッションが3バンド続き、懐かしい90年代のV系曲やV系好きなら誰でも知っている暴れ曲などでフロアを湧かせた。

そして、この日のトリを務めたのはGENGAH.。怪しげなSEが流れ、黒い衣装に身を包んだサポートメンバーが登場。SEが終わりに差し掛かかったところでVo.hajimeが登場した。

最初のナンバーは「Against an authority」。マイクスタンドを抱えて舞うように歌う姿は、古き良き硬派V系を思わせる。

「ブチ壊そうぜ!」

hajimeのシャウトで始まったのは「Merry go round」。オーディエンスは待っていましたと言わんばかりに、イントロでジャンプをする。

轟音とhajimeの艶やかな声が絶妙に絡まり合ったと思ったら、地響きのようなデスボイスがビリビリと走った。

「Anonymous」でも地声とデスボイスを交互に使い分けるhajime。デスボイスを発しつつも、「もっと来い!」とフロアを煽った。

拳を突き上げて答えたオーディエンスに向かってhajimeは「よくできました」と褒める。ノリを褒められるとは、ますますテンションが上がりそうだ。

激しいだけじゃない! 爽やかなバラードも披露

激しいナンバーが続いたが、ここで爽やかなギターのイントロが特徴的な「time goes on」へ。サビでは高音の伸びやかな声に思わず聴き入ってしまう。

さっきまでデスボイスを放ちまくっていたとは思えないほど澄み渡った声だ。

「ラスト2曲! 存分に楽しみましょう。手拍子!」

hajimeのその言葉で始まった「賊」。フロアは手拍子のみならず、ぴょんぴょんと飛び跳ねてボルテージは最高潮だ。「世界はオレのもの!」という歌詞のシャウトや、中指を立てて煽るhajimeの姿にやんちゃな一面を感じ取れた。

ラストナンバーは、体を前後に揺らしたくなるリズム感の「poison」。ささやくようなセクシーボイスのAメロと、腹の底からこみ上げてくるデスボイスのBメロの構成のギャップが魅力的な楽曲だ。

MCも挟まず駆け抜けるように6曲を披露したGENGAH.。hajimeは手を上げ「Thank you! またな!」と去っていった。

ライブの転換中や終了後、VISUMALのブースにはバンギャルさんだけでなく出演したバンドマンも集まっていた。

そして、VISUMALの活動に賛同したバンドマンから提供された動物のチャリティチェキや、オリジナルラバーバンドなどを購入したり、募金箱に募金をしたりする姿が見受けられた。

動物愛護は大変そう、または難しそうというイメージを持つ人もいるかもしれないが、大好きなヴィジュアル系を通して、気軽に動物愛護に協力できるのがVISUMALだ。

2月24日にVISUMALは3周年を迎えた。以前行ったインタビューでは「(保護犬・保護猫のシェルターが必要ないような状況にして)VISUMALをやめることが目標」と語った中村さん。

その夢が1日でも早く叶うよう、少しでも気になったバンギャルさんやバンドマンはぜひ、VISUMALの活動をチェックしてもらいたい。

GENGAH. SET LIST

-SE-
Against an authority
Merry go round
Anonymous
time goes on

poison