スイスのジュネーブで開幕した「第87回 2017年ジュネーブモーターショー」の会場で、ドイツの自動車メーカー・フォルクスワーゲン(VW)グループが未来のEVタクシーのコンセプトカー「Sedric(セドリック)」を発表しました。この車両は「レベル5」に相当する完全自動運転を可能にする車両で、主にタクシーやシャトルバスなどの用途が想定されています。

VW unveils an all-electric and self-driving van for future autonomous zero-emission taxi services | Electrek

https://electrek.co/2017/03/06/vw-all-electric-and-self-driving-van-autonomous-zero-emission-taxi-service-taxi/

This self-driving van concept from Volkswagen looks like a pissed-off toaster - The Verge

http://www.theverge.com/2017/3/6/14832354/volkswagen-sedric-self-driving-van-concept-mobility

VWが発表したSedricは4名分のシートスペースを備えたAI搭載自動運転EVタクシーのコンセプト。もちろんこのまま実用化されることはありませんが、VWが考える未来の車両の姿が現されています。まるで生き物のようなフロントフェースですが、目のようにも見えるヘッドライト部分は、ウインクしたり怒った表情を見せたりと、AIの気持ちを表現するようになっているとのこと。



未来感あふれるサイドビュー。扉は前後方向に開く観音開きタイプのスライドドアで、乗り降りが楽になるよう考えられています。



AIによる完全自動運転ということで、車内はパッセンジャーシートのみ。前後が向かい合うように作られており、移動の間も会話を楽しめるようになっています。なお、日産が1960年代から2000年代前半まで生産していたセドリックとはもちろん関係なし。



このコンセプトカーについて、同社は以下のようなコメントを寄せています。

「コンセプトカーであるSedricは、モビリティにおけるソリューションの中核コンポーネントを成すものです。イノベーティブな制御システムを併用することで、Sedricは自動運転の概念に完全に新しい意味をもたらします」

モーターショーの会場で、VWグループのマティアス・ミュラーCEOが自らSedricを発表する際の様子を以下のムービーで見ることができます。

Meet Sedric: The first concept car of the Volkswagen Group - YouTube

暗いステージに現れたSedric。







ミュラーCEOは「SedricはVWで初めてとなる、電気で走り、インターネットにつながった完全自動運転コンセプトカーです」と紹介。



「Sedricは高度な人工知能を搭載します」



「VWグループでは初めてのAI搭載自動運転EVのコンセプトで、グループ内の企業全てがアイデアを持ち寄る『アイデアプラットフォーム』となるものです」などと語っていました。