量子力学や自然災害の研究など、最先端の科学分野の研究において必要不可欠なスーパーコンピューター。今では日本のスパコンは計算速度で中国製スパコンに大きく水を開けられているのが現状だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 量子力学や自然災害の研究など、最先端の科学分野の研究において必要不可欠なスーパーコンピューター。今では日本のスパコンは計算速度で中国製スパコンに大きく水を開けられているのが現状だ。

 中国メディアの今日頭条は6日、日本にとって中国の発展すべてが脅威に映るようだと伝え、「中国製スパコンの躍進も同様である」と主張する記事を掲載した。

 記事は、スーパーコンピューターの分野で中国は世界の最先端にあると自信を見せた。実際にスーパーコンピューターの計算速度ランキング「TOP500」では、中国のスパコンが4年連続で1位を獲得、8連覇を達成した。

 しかも、15年まで1位だった「天河2号」のCPUは米国製だったが、16年から1位となった「太湖之光」は中国産のCPUを使用した純国産のスパコンだったため、世界が驚いたと指摘。現在開発中の次世代スパコンは「太湖之光」の10倍の速度となる見込みで、これも世界一になるとした。

 続けて記事は、スパコンの用途について「軍事的な用途」の意味合いが非常に重要であると指摘。戦闘機や艦艇など大型軍備の設計には、複雑な空気力学や流体力学の分析とテストが必要であり、多くのデータを集め、大量の演算やシミュレーション、最適化処理をしなければならず、こうした計算にスパコンが使用されると伝えた。

 スパコンのもう1つの重要な用途は「核実験のシミュレーション」だ。科学者は、臨界核実験で得たデータと、過去の核実験で集めたデータを一緒にしてシミュレーションして分析することで、実際の核実験と同じ効果を予想できると紹介。こうした膨大なデータの処理と計算はスパコンがないとできないことだとした。

 現在、計算速度ランキングで1位をキープしている中国のスパコン。軍事面で利用するのであれば、日本にとって脅威となるのは当然のことと言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)