ケニア・ツァボ国立公園のゾウ(2005年5月26日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ケニア南東部ツァボ(Tsavo)の国立公園で6日、アフリカで最大級かつ最高齢のゾウの1頭が、密猟者により殺された。減少し続ける巨大な牙を持つゾウの保護活動を行っている野生動物保護団体が明らかにした。

 ツァボの自然と野生動物の保護に携わっている「ツァボ・トラスト(Tsavo Trust)」のリチャード・モラー(Richard Moller)氏はAFPに対し、ゾウが死んでいるのを6日に発見したと述べた。毒矢が使われた可能性があるが、道具については確認が取れていない。死んだゾウは、2014年に殺された別の巨大ゾウに因んで名付けられた「サタオ2世(Satao II)」だった。

 モラー氏は「ケニア野生生物公社(KWS)と連携して対応に当たり、幸運にも密猟者らが象牙を回収する前に死骸を発見できた」と語った。死骸は、上空からの通常の調査活動中に見つかり、直後に事件に関与したとみられる密猟者2人の身柄が拘束されている。

 推定50歳のこのゾウは、ツァボ国立公園(Tsavo National Park)を訪れる観光客らには人気があった。

 モラー氏によると、巨大な牙を持つゾウは世界にわずか25頭ほどが生息するのみだという。ケニアには約15頭が生息している。彼らの牙は、地面に接するほど大きい。サタオ2世の牙の重さは、51.5キロと50.5キロだった。

 国際自然保護連合(IUCN)によると、アフリカゾウの個体数は、過去10年間に約11万1000頭減少し、41万5000頭となった。
【翻訳編集】AFPBB News