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Microchip Technologyは3月6日(米国時間)、多数のCIP(コアから独立した周辺モジュール)、高分解能アナログ、オンチップDMA(ダイレクト・メモリアクセス)、高速処理が可能なベクタ割り込み機能を内蔵したPIC18F「K42」ファミリを発表した。

同ファミリは、8ビットPIC MCUとして最大容量となる最大128KBのフラッシュメモリと最大8KBのRAMを搭載しており、CIPを使うとセンサインタフェース、信号生成、電力変換、モータ制御、安全管理、システム通信などの一般的なシステム機能を簡単に実装することが可能。また、計算機能付き12ビットA/Dコンバータ(ADC)によりアナログ信号解析を自動化し、リアルタイムのシステム応答を実現できるほか、構成可能なロジックセル(CLC)、アイドル/Doze/PMD(Peripheral Module Disable)などの低消費電力モードも搭載。さらに、非同期システム、DMX、DALI、LINプロトコルをサポートしたUART、スタンドアロンの高速I2CおよびSPIなどのシリアル通信機能も搭載しているほか、DMAコントローラによりCPUを介さずメモリ空間と周辺モジュールの間でデータを転送し、少ない消費電力で高いシステム性能を実現しつつ、割り込みが必要な場合でも、レイテンシが一定で高速応答が可能なベクタ割り込みによりソフトウェアオーバーヘッドを軽減することも可能となっている。

同社では、同ファミリについて、多くのシステム機能をハードウェアで実行でき、必要なアプリケーションコード量を少なく抑えられるほか、高分解能なインテリジェントアナログで信号コンディショニングを実行できるため、あらゆる市場に対応することが可能と説明しており、主にタッチセンシング、車載、産業用制御、IoT、医療、白物家電といった分野に適しているとしている。

なお、同ファミリは10製品を用意。いずれもすでに各種パッケージによるサンプル出荷と量産出荷が開始されているという。

(小林行雄)