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STMicroelectronicsは、同社の32bitマイコン「STM32F722/723」を使用したシステム開発の柔軟性を高めることを目的に、内蔵USB-HS(High-Speed)PHYを有した「STM32F72 Discovery Kit(STM32F723E-DISCO)」、ならびにSTM32F722に対応する「STM32 Nucleo-144ボード(NUCLEO-F722ZE)」を発表した。

STM32F723E-DISCOは、MEMSマイク、MEMSセンサ、オーディオ・コーデック、ユーザ・インタフェース用ディスプレイを含む機能を搭載した開発キットで、サードパーティ製のさまざまなモジュールを活用できる柔軟性を提供する。Arduino Unoピン・ヘッダに加え、DigilentのPmodコネクタも搭載しているほか、新たにSTMod+コネクタも追加。これにより、追加のファンアウト・ボードを通じて、Wi-Fiモジュール、SeedStudio Groveモジュール、MikroElektronika click boards、さらには試作開発向けのブレッドボードへの接続も可能になるという。

また、内蔵USB-HS PHYを利用するためのHigh-Speed USBコネクタと共に、USB-FS(Full-Speed)コネクタと240×240画素の液晶タッチスクリーンが搭載されているほか、WAVオーディオ・プレーヤ、ビデオ・プレーヤ、およびボイス・レコーダなどのデモも実装されている。

一方のNUCLEO-F722ZEボードは、512KBのフラッシュメモリを内蔵した144ピンのSTM32F722ZET6マイコンが搭載されており、Arduino Uno V3との接続をサポートするST Zioコネクタおよびすべてのマイコン入出力にアクセスできるST morpho拡張ピン・ヘッダを備えている。

また、ST-LINK/V2-1に対応しているので、専用のプローブを必要とせず、USBケーブルで接続するだけで簡単にプログラミングとデバッグを実行することが可能。ボードにはソフトウェアライブラリ「STM32Cube」のHAL(ハードウェア抽象化レイヤ)とソフトウェア・サンプルも付属しているという。

なお、両ボードとも、すでに入手可能な状態となっており、価格はSTM32F723E-DISCOが39ドル、NUCLEO-F722ZEが19ドルとなっている。

(小林行雄)