Photo by Mikito Morikawa

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2015年、コーヒー豆の特性を楽しむ「サードウェーブ」コーヒーの代名詞的な存在として日本へ進出を果たしたブルーボトルコーヒー。当初、1号店の清澄白河ロースタリー&カフェは4時間待ちの行列ができるほど注目を集めた。2年経った日本での状況とブルーボトルコーヒーのコーヒーカルチャーについて、日本代表の井川沙紀氏に話を聞いた。(聞き手/「週刊ダイヤモンド」編集部 森川幹人)

日本ではコーヒーは
まだファッション的な要素が強い

――日本でもサードウェーブコーヒーが浸透した印象があります。米国と日本で、その受け入れ方に違いは感じますか?

井川 米国、特に(ブルーボトルコーヒーもあるサンフランシスコの)ベイエリアでは、コーヒーが日常に根付いている感じがしますね。また、「ここのコーヒーの味が好きだから」という理由で、お店を選んでいる方が多い印象です。その理由は、米国には「ファームトゥーテーブル」という考えが浸透しているからだと感じます。「ファームトゥーテーブル」とは地元で採れた旬の新鮮な食材を積極的に使うというものです。カリフォルニア州では、どの農家の方が作っているかが分かるなど、透明性が高い食材を選ぶ人が多い印象です。日本に比べても、自分の口に入れる物に対して意識の高い人がたくさんいますね。これは、レストランで食べる物もワインも同じです。同じように、コーヒー豆も、どの産地のどこの農園のコーヒー豆がおいしいかに興味を示します。そのような考えは、カリフォルニア州でも都市部が中心で、特にサンフランシスコで強い印象を受けます。

――日本ではどうでしょう?

井川 日本ではまだファッション的な要素が強いかもしれません。コーヒーのおいしさだけでなく、ブランドに触れるために来ている方が多いという点では、トレンドの意味合いが大きいですね。ブルーボトルコーヒーは日本へ進出後、ブームやトレンドではなく、コーヒーカルチャーを浸透させることを目標にさまざまな取り組みをしてきました。

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