6日、北京晨報によると、四川省成都市で春秋戦国期の舟形木棺約200基が出土し、保存状態の良い青銅器540点余りなどが見つかった。

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2017年3月6日、北京晨報によると、四川省成都市で春秋戦国期(前771〜221年)の舟形木棺約200基が出土し、保存状態の良い青銅器540点余りなどが見つかった。

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約1年の調査、発掘によって見つかった同市青白江区双元村の墓群はサッカーコート2面分ほどの大きさ。現場には大小さまざまな長方形の土坑墓が密集しており、ここで約200基の木棺が見つかった。中には深さ2.3メートル、長さ6.1メートル、幅1メートルという大きな木棺もあり、中の副葬品も多かったことから、非常に高い身分の人が埋葬されていたとみられる。

成都文物考古学研究所の発掘現場リーダーである王天佑(ワン・ティエンヨウ)さんによると、墓群は春秋時代(前771〜403年ごろ)末期から戦国時代(前403ごろ〜221年)中期、後期の200年をかけて形成されたもので、副葬品には大量の青銅器、陶器、木漆器、玉石器があった。中でも出土した青銅器は兵器、容器、道具、装飾品など540点余りと多く、保存状態も良好だったという。

同研究所の劉雨茂(リウ・ユーマオ)さんは「今回出土した青銅器の紋様の大部分巴蜀文化でよく見られるものであることから、埋葬された年代は秦(前221〜207年)が巴蜀を滅ぼす前と判断される。これまで成都周辺で見つかった舟形木棺の多くは戦国時代のもので、春秋時代のものは少なかった。今回の発見はその空白を埋めるものだ」と語っている。古代巴蜀の歴史文化や生活の風習、春秋戦国期における諸国間の融合を研究するうえでの重要な資料になるという。(翻訳・編集/川尻)