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NECは3月6日、AIやクラウドなど先進ICTを利用してスーパーマーケット向けのソリューションを強化すると発表した。具体的には、日本スーパーマーケット協会と連携し、NECのAI技術群である「NEC the WISE」を利用するソリューションの開発・提供及び実証実験を推進するという。

その第1弾として、マーケティングや需要予測に関する2種のソリューションを販売開始する。具体的には、マーケティングや需要予測に関する「NEC Marketing Segmentation」及び「商品需要予測ソリューション」を提供する。

NEC Marketing Segmentationは、顧客の基本的なプロフィールや購買履歴から、顧客の詳細なプロフィールや商品属性(DNA)をAIを利用して高精度に自動推定するというもの。これにより、分析期間やコストを削減し、顧客個々の趣味や嗜好を踏まえたきめ細かなマーケティングを実現するという。

商品需要予測ソリューションは、過去の商品販売実績や廃棄数、気象予報、キャンペーン情報など多様なデータの相関関係を、AIにより分析することで、日配品など商品ごとの販売数を高精度に予測するというもの。需要予測に基づく発注により、欠品防止や廃棄ロス削減、在庫適正化を実現するとしている。

なお、これらのソリューションを利用する実証実験を、ライフコーポレーション(ライフ)及び三越伊勢丹フードサービスが運営するクイーンズ伊勢丹で実施しているという。

ライフにおいてはNEC Marketing Segmentationを使用し、同社が人手で付与した商品DNAの確からしさの分析や商品DNAの自動付与の可能性を検証する。期間は2017年2月から4月まで。

一方、クイーンズ伊勢丹の2店舗では商品需要予測ソリューションを使用し、日配品10カテゴリ約70品目を対象とする需要予測及び来店客数予測の実証実験を、2016年度下期に実施したという。この実験では、需要予測に基づく発注をシミュレーションした結果、値下げロスを最大30%削減でき、さらに従業員による予測と同等以上の精度で来店客数を予測できたとしている。

同社ではこれらスーパーマーケット向けのソリューションについて、今後3年間で20社への提供を目指す。

(山本善之介)