懸賞金の受け取り方にも作法が

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 和の伝統文化を守った様式美と、真剣勝負が繰り広げられる独特の世界を持つ大相撲。三月場所が毎回か開幕するが、土俵を華やかに彩るのが上位陣の取り組み前に土俵を回る「懸賞」の数々。懸賞のかけ方、そして懸賞金の受け取り方について解説する。

◆懸賞は、誰でもかけられる?

 取組ごとにかけられる懸賞は、現在は1本6万2000円。申し込み条件は、1日1本以上、1場所15本以上をかけること。つまり、最低93万円で、個人名では申し込めない。懸賞旗の制作は自前で、1枚5万4000円〜。

 懸賞幕1枚につき、15字以内の宣伝文句がアナウンスされる。通常の上限は50本だが、先場所の千秋楽、白鵬対稀勢の里の取組には、特例による上限解除で過去最高タイの懸賞61本がかけられた。

◆懸賞金の受け取り方にも作法がある

 力士は蹲踞して勝ち名乗りを受けた後、行司が軍配に乗せて差し出す懸賞金の熨斗袋に対して、左、右、中央の順に手刀を切って、神への感謝をささげた後、右手で懸賞を受け取るのが正しい作法。内訳は、62000円から事務経費5300円を引いた2万6700円が積み立てられ、引退後に支払われる。そして、1袋には現金3万円が入っており、勝利した力士はそれを受け取れる。

※女性セブン2017年3月16日号