韓国の終末高高度防衛ミサイル(THAAD)配備をめぐり、中国が韓国への旅行商品の販売を停止するよう旅行代理店に指示したという。中国側の対応に韓国からは不満の声があがっているが、中国メディアの環球網はこのほど、中国側の措置に対して韓国の政客が「中国には大国としての風格がない」と批判したことを紹介している。(イメージ写真提供:123RF)

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 韓国の終末高高度防衛ミサイル(THAAD)配備をめぐり、中国が韓国への旅行商品の販売を停止するよう旅行代理店に指示したという。中国側の対応に韓国からは不満の声があがっているが、中国メディアの環球網はこのほど、中国側の措置に対して韓国の政客が「中国には大国としての風格がない」と批判したことを紹介している。

 報道によれば、中国は2日、北京市内の旅行会社に3月15日以降の韓国への団体旅行を中止するよう口頭で指示を出したという。これは韓国のTHAADミサイル配備計画に対する報復措置だ考えられている。

 2016年に韓国を訪れた外国人旅行客のうち、約半数が中国人旅行客であり、韓国のインバウンド産業にとって中国人旅行客は重要な客であることは間違いない。中国側の措置が報じられると、韓国の旅行会社や化粧品企業の株価が急落したとおり、韓国の観光業界は「緊張状態」に陥っていると説明した。

 記事は、韓国の政治家がメディアを通じて「中国側はやり過ぎだ」、あるいは、「中国には大国としての風格がない」という主旨のメッセージを広めていると紹介し、韓国は「大国にいじめられている」というメッセージだけを発信し、THAAD問題が中国に与える損失については「反省していない」と韓国側の態度を批判した。

 どの国家も第一に優先するのは自国の利益だ。韓国もこの基本的な行動原則に基づいてTHAAD配備を決定し、また中国もこの行動原則に基づいて報復措置をとっていると言えよう。北朝鮮の脅威が中韓両国の関係悪化の大きな原因となっているのは間違いないが、中韓が協力して北朝鮮の脅威に対処する以外に両国関係改善の道はないように思われる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)