写真提供:町井勲氏

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 「平成の侍」こと居合術家の町井勲氏(43)が、6つ目となるギネス世界記録の挑戦に成功していたことがわかった。挑戦は2016年11月20日に行われ、認定日も同日。記録公開が2017年3月2日に行われた。

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 今回の挑戦は「1分間速斬」。1分間に何回、対象物を切ることができるかを競うもので、先にギリシャのAgisilaos Vesexidis氏が記録認定されている。ギネス社の発表した内容によると2016年6月25日に73回を記録したという。

 しかし町井氏はそれを上回る87回を達成。事前の予想では町井氏が保有するギネス世界記録「3分間速斬」で252回を記録していたことから、1分に平均し84回は確実と目されていたが、その予想をも超え87回という素晴らしい結果を残している。

 この結果について町井氏本人に話を聞いてみた。すると最初に出てきたのは「自身では不本意です」という言葉だった。本人の中では1分間という時間であれば「100はいけるのでは」と予想していたという。ただ本番では、台と台との幅間隔を広くとりすぎてしまい、かなりのタイムロスが出たとのこと。また、実際は90回切り、ギネス規定にそぐわないものがはじかれ87回として認定されたことにも後悔を残している。

 さらに今回の挑戦では挑戦数日前というタイミングで、前回挑戦者が同じ「イグサ仮標」(ゴザを巻いた物)を使用していたにも関わらず、なぜか「稲藁仮標」で認定されていたことがギネス側の知らせで判明。公開されている動画を筆者が確認したところ確かにゴザを巻いているものに見えた。しかしタイトルには「rice straw(稲藁)」とこちらも確かに書かれている。挑戦が行われたのがギリシャのため、「イグサ仮標」と「稲藁仮標」の違いについて当時何らかの誤解があったものと思われる。そうしたこともあり、前回挑戦者は「稲藁仮標部門」としてそのまま記録が残されており、これについても町井氏は「不本意で悔しくてなりません」と述べている。

 実は筆者、町井氏とは数年前から交流があり、剣については誰よりも強い情熱をもって取り組んでいることを知る一人でもある。そこで当たり前に「次回も挑戦するということですか?」と聞いてみたところ「次回チャレンジするなら、稲藁仮標を用意して、ギリシャ人の記録を完全に抹消したいと考えています」という力強い回答が得られた。やはりというか、既に次を見据えているようだ。

 有言実行の男、町井勲なら言葉通りの結果をきっとそう遠くない未来、日本に届けてくれることだろう。筆者も続報記事に備え引き続きこの行方を見届けたいと思う。結果は続報にて、こうご期待!

▼町井氏保持のギネス世界記録
・千本斬(36分4秒)
・据斬(8太刀)
・3分間速斬(252太刀)
・最速テニスボール居合斬(発射速度 時速840キロ)
・6ミリBB弾居合斬(発射速度 時速350キロ)
・1分間速斬〜イグサ仮標(87太刀)

▼参考
Japanese martial arts master attempts katana world record(02 March 2017)
Most martial arts sword cuts in one minute (rice straw)(25 JUNE 2016)

(宮崎美和子)