国有地を破格値段で購入した疑惑に揺れる森友学園(大阪市)が5日(2017年3月)、建設途中の小学校で保護者への学校説明会を行った。

開校が1カ月後に迫り、大阪府が「来月の開校は厳しい」との見解をしめしているなかでの説明会。しかも携帯電話や録音機材の持ち込みが禁止され、厳しいボディーチェックが実施されたのに、それでも5組の保護者が参加した。

籠池泰典理事長は欠席したらしいが、代わって関係者が「あえて出る杭となれ」「あえて飛び出さないと何も変われない」「日本の国に誇りを持て」など持論の愛国教育を開陳したあと、小学校の校歌の説明があった。

その校歌は、なんと53年前に舟木一夫が歌いヒットした『あゝ青春の胸の血は』という歌謡曲だった。これには保護者から「どなたが作詞・作曲されたんですか?」と質問が飛んだという。

一方、番組の田中良幸リポーターが新たな事実として、森友学園に関係しているとみられる安倍首相の行動について明らかにした。

会合当日に補助金も決定

それによると、森友学園が小学校開設に向けて政治工作を始めたのは15年9月3日、安倍首相は財務省の迫田前理財局長らと会談している。安倍首相は、翌4日には大阪・近畿財務局や(小学校の土地を実質的に所有していた)大阪航空局、小学校建設の工事を請け負った業者とそれぞれ会合を持っている。この日森友学園に最大6194万円の建物への補助金の支給が決定。翌5日には安倍昭恵夫人が小学校の名誉校長就任が決まった。

番組に生出演した田崎史郎・時事通信特別解説委員は「首相が国有地の問題に触れるのはダブー。過去に疑獄事件があり危険性は十分わかっているはず。安倍首相が関与したとは考えられないし、ちまちました問題に触れるはずがない」と否定している。

しかし偶然にしては問題の当事者との符合があい過ぎるのは何を意味しているのだろうか?