ロート製薬、歯周病対策商品開発へ...ハッカ油などに歯ぐき再生作用を発見

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ロート製薬は2017年3月2日、シソ科の多年草であるハッカから採れる「ハッカ油」が「歯根膜線維芽細胞の増殖を促進する効果を持つことを発見した」と発表した。歯周病などで損傷した歯ぐきの修復に貢献すると期待できるという。

6月開催「日本抗加齢医学会総会」で研究結果表

ロート製薬では合わせて、医薬品の有効成分(止血成分)として知られている「カルバゾクロム」が、歯根膜線維芽細胞でのコラーゲン生成を促進することを確認。同社は、ハッカ油とカルバゾクロムが歯周組織再生の基盤となる作用を持つとみて「これらの知見を歯周病対策商品へと応用していく」と、同対策分野への参入をめざしている。

胃腸薬や目薬が主力の製薬会社から「統合ヘルス&ビューティーケア」企業へと"進化"したロート製薬は、力を入れている「肌再生」研究を歯周病の分野への応用を図り、ハッカ油の効果を探りだした。

長年にわたり皮膚研究を続けてきた同社は近年、再生医療分野へ進出。その中で、歯を支える「歯根膜」という歯周組織がコラーゲンを主体とし幹細胞も存在するという点で皮膚と類似の組織であることに着目し、研究範囲を歯科領域へも広げていたという。現代では成人の5人に4人が歯周病ともいわれている。

歯周組織再生についての研究成果は17年6月2日から3日間、東京都内で行われる「第17回日本抗加齢医学会総会」で発表される予定。