フランス・パリのトロカデロ広場で、雨の中支持者らに演説する仏大統領選候補のフランソワ・フィヨン元首相(中央、2017年3月5日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】来月に第1回投票が行われるフランス大統領選で、妻らへの不正給与疑惑をめぐって逆風に立たされている中道・右派候補のフランソワ・フィヨン(Francois Fillon)元首相(63)は5日、首都パリ(Paris)のトロカデロ広場(Trocadero Square)で集会を開いて支持を訴えた一方、党内からの出馬撤回要求をきっぱりと拒否した。

 エッフェル塔(Eiffel Tower)を望む会場で、三色の仏国旗を振る支持者らに疑惑について謝罪するとともに身の潔白を主張したフィヨン氏は、集会後に行われたテレビのインタビューで選挙運動の継続を言明。出馬を撤回するかとの質問に「答えはノーだ。撤退する理由がない」「私の立候補を阻止することは誰にもできない」と強調した。

 フィヨン氏をめぐっては、妻などを議員秘書として雇い勤務実態がないのに給与を公金から支払っていたとの疑惑を受け、所属する野党・共和党の幹部から撤退を求める圧力が強まっている。

 フィヨン氏は仏週刊紙カナール・アンシェネ(Le Canard Enchaine)が1月半ばに疑惑を報じるまで、大統領選の最有力候補とみられていた。しかし、5日発表の最新の世論調査では支持率が急落し、4月23日の第1回投票で敗退するとの見方が濃厚となっている。

 集会に集まった人数についてフィヨン陣営は20万人と主張しているが、警察はトロカデロ広場の収容人数は約4万人だとしている。
【翻訳編集】AFPBB News