お店やホテルなどではスタッフから「お客様」と呼ばれても特に違和感を覚えないのだが、近年では役所や役場で行政サービスを受ける時にも窓口の担当者から「お客様」と呼ばれるようになった。悪い気はしないのだが、なんとなく落ち着かない気分になる。もちろん、利用者である市民を大切にするという行政側の姿勢は理解できるのだが。(イメージ写真提供:123RF) 

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 お店やホテルなどではスタッフから「お客様」と呼ばれても特に違和感を覚えないのだが、近年では役所や役場で行政サービスを受ける時にも窓口の担当者から「お客様」と呼ばれるようになった。悪い気はしないのだが、なんとなく落ち着かない気分になる。もちろん、利用者である市民を大切にするという行政側の姿勢は理解できるのだが。

 中国メディア・今日頭条は4日、「日本の行政庁舎に行った体験」と題した記事を掲載した。記事は「行政庁舎というと警備や警戒が厳しく、お高くとまった感じがする」としたうえで、実際に日本の役所で手続きをしたときの印象について紹介している。

 まず、入口には足腰の不自由な人が無料で理由できる車いすがずらりと並んでいるとともに、雨傘を掛ける場所も用意されていると紹介。そして、広いロビーには総合案内所があり、どこ何階のどの場所で必要な手続きを行うことができるかなどについて詳しく教えてくれるとした。

 さらに、各部署にも相談スタッフが立っており各種書類の記入方法を教えてくれると説明。役所の職員は公務員で衣服はとても簡素、それでいて利用者に対する態度はとても親切であるとし、「日本に来たばかりのころは、彼らの態度について『どうしてこんなに素晴らしいのだ』と仰天するほどだった」としている。

 また、秩序正しく対応するため、窓口に整理番号が表示されるディスプレイが設置されていること、手続きを終えた市民に対してスタッフがにこやかに「ありがとうございました」とお辞儀することを併せて紹介した。

 中国のネットユーザーからは「それでこそ公僕」、「まさに人民への奉仕だ」、「日本の公務員こそ本当の公務員。中国のは・・・」といったコメントが寄せられている。日本だって必ずしも昔から現在のような行政サービスが提供されてきた訳ではない。中国でも社会におけるサービス意識が向上するにつれて、「人民に奉仕する」と呼ばれる行政サービスの質も高まってくるのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)