『ギルモア・ガールズ: イヤー・イン・ライフ』よりエミリー・ギルモア(ケリー・ビショップ)

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ペンシルバニア州立大学で女性学のコースを開講しているトレイシー・ルトラー教授。彼女は生徒たちにTVドラマを観ることを宿題に課しているという。どんな作品にも必ず登場する"母親"。ルトラー教授はTVドラマに登場する母親像から、"ダメな母親"について学生たちに説いているという。米Onward Stateが伝えた。

「多くの文学や映画、TVドラマに悪い母親たちが登場していると思います。作品の中の子どもたちは母親がいないことやダメな母親がいる困難を克服しなければなりません。あなたが子どもの頃に読んだであろう、『シンデレラ』のような物語でも、意地悪な継母が問題を引き起こしているのです」

准教授として2年目を迎えた年、ルトラー教授は新しい視点を取り入れて女性学の授業を開講することを学校側に提案した。「私は、なぜ子どもが成功するためにダメな母親が登場する必要があるのか、そこに焦点を当てて授業をしたかったのです。だからこそ、学部長に申請し、彼女も認めてくれたことで開講するに至りました」

授業名は「ダメな母親(Bad Mothers)」。『ブル〜ス一家は大暴走!』のルシール・ブルース(ジェシカ・ウォルター)を中心に研究し、学生たちには課題として『ギルモア・ガールズ』や『モダン・ファミリー』、『オーファン・ブラック 暴走遺伝子』などのTVドラマや映画を観ることを課している。

「理論的なテキストを読むなんてことは、漫画を読むことやTVを見ること、映画を観ること、時には詩を読むことの次にすること」と考えるルトラー教授は、自分が伝えたいことを学生により興味を持って学んでもらうために、ただテキストを読み講義をするだけの授業とは違う、新しい形で生徒たちと研究したいのだという。

「私たちは至る所で女性の権利について議論される時代で生きています。女性にとってとても重要な時代なのです。母性について、また母親になるために何をしていくかを考え続けたりと、母親であるか否かによって私たちの人生の多くが定義づけされていると、私は思います。私たちの社会にある女性の問題や、なぜ女性としてこのように育てられているのか、現代はそのような問題について考えるべき時代だと思います」(海外ドラマNAVI)