38歳の司令塔、中村俊輔が誰よりも走った! 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1リーグ2節]磐田0-1仙台/3月4日/ヤマハ
 
 中村俊輔が3月4日の仙台戦で2試合連続フル出場を果たした。Jリーグが発表しているトラッキングデータによると、中村のこの試合での走行距離は12.90キロ。2節では、新潟の加藤大(昨季の総走行距離1位)の13.07キロに次ぐ、リーグ2位の数字だった。
 
 また、中村は開幕戦のC大阪戦でも、両チーム通じて1位となる12.64キロを走破。2試合通算の25.54キロは、目下リーグ2位だ。1位は加藤の25.87キロと、その差僅か330メートル。アディショナルタイムも含まれるものの、180分間(90分×2試合)で単純計算すると、中村は毎分平均して141.8メートル走り続けていたことになる。
 
 とはいえ、このデータはCKやFKを蹴りに行ったり、両方のゴール前に行き来したりする距離も含まれる。ボールが動いている時だけでの距離ではない。自陣と敵陣を往復する回数が増えれば、その距離も伸びる。
 
 もちろんサイドハーフでプレーする新潟の加藤のように、その運動量を最大の武器にしてチーム戦術に生かす選手もいる。しかし、選手によっては、距離がただ長ければ良いとは言えないデータでもある。なかには「ほとんど無意味。ファンに何を示したいのかよく分からないデータ」と疑問を呈す解説者もいる。
 
 実際、中村は走行距離のデータについて「あくまでもバローメーター」と語ったうえで、「長くフル出場していなかったので、体力的な面で確認ができたのはプラス。ただむしろ守備に追われ、走らされている点は反省材料」と語っている。
 
 ただ仙台戦の中村はチーム2位のMFムサエフより、約1キロ近く多く走っていた。早くも磐田のチーム最年長38歳に負担がかかりすぎている……とも言えるのだ。

 今季初勝利を目指す磐田は次節、3月11日にアウェーで大宮と対戦する。むしろ中村の走行距離が減り、他の選手のそれが増えるほうが、より理想的と言えるかもしれないか? 試合結果とともに、トラッキングデータがどのように変化するのか注目だ。

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