5日、中国メディアの法制晩報が、全国人民代表大会に出席する代表者から、墓不足解消のためビル形式の墓地建設の提案があったと伝えた。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。写真は中国の墓地。

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2017年3月5日、中国メディアの法制晩報が、全国人民代表大会(全人代=国会)の宋心●(●=人偏に「方」)(ソン・シンファン)氏が、墓不足解消のため、ビル形式の墓地の建設を提唱したと伝えた。

記事は、中国の60歳以上の高齢者が人口の16.1%を占める2億2200万人いて、しかも毎年1000万人以上増加していると指摘。高齢化社会に伴い、墓地の需要が急増しており、多くの省では10年以内に現有の墓地は一杯になってしまうという。

この現状を踏まえ宋氏は、「墓地が住宅より高価になるほどますます高くなっており、このため国民にとって埋葬が大きな負担となっている。これは国民に大きな圧力となっており、死ぬに死ねないとまで言われている。しかも(墓地は)土地の浪費にもなっている」と指摘。墓不足解消のため、現在の墓地の形式を改め、ビル形式の墓地にすることを提案した。

具体的には、地下1〜2階、地上5〜7階建てにし、各区画には2人分(夫婦)の墓スペースを確保することで、多くの遺骨を収納すると同時に土地の浪費を防げるという。

これに対し、中国のネットユーザーから、「指導者からお先にどうぞ」「八宝山(革命の烈士や党・政府の指導幹部の墓地がある)から先に試したらいい」などのコメントが寄せられ、多くの支持を得ていた。

また、「土地が高いことが根本原因だろ」との指摘や、「党員幹部の遺灰を海にまくのはだめなのか?」「植樹葬を考慮したらいい」などの提案をするネットユーザーもいた。(翻訳・編集/山中)