[3.5 J1第2節 川崎F1-1鳥栖 等々力]

 今季トップチーム昇格を果たした18歳。「(ホームスタジアムの)ベアスタでアップをすること」が目標だったサガン鳥栖FW田川亨介だが、川崎F戦で早々とJデビューを飾ることになった。

 出番が巡ってきたのは後半18分。FW富山貴光に代わってピッチへと送り込まれた。アップ中は「ちょっと緊張していた」と苦笑しつつも、「(マッシモ・フィッカデンティ)監督から呼ばれたときは『よっしゃキター』という感じで、ピッチに入ったら点を取ることしか考えていなかった」。

 その言葉どおり、まったく物怖じしなかった。チームの大黒柱であるFW豊田陽平と2トップを形成すると、「監督からもドンドン抜けろと言われていた」と“自信がある”と語るスピードを見せ付けて川崎F守備網を突破しようとする。後半26分には巧みなステップで右サイドを突破し、同34分にはスピードに乗って左サイドを駆け上がるなど縦への推進力を生み出した。

 そして後半37分にはゴール前の混戦から果敢にシュートを放つなど、積極性を示す。「デビュー戦でゴールを取れたら、本当にすごいことだと思ったので、それを狙っていました」。デビュー戦で貪欲にゴールを狙った若武者だったが、無得点に終わったことで「悔しいですね」と唇を噛んだ。

 憧れの選手はレアル・マドリーのMFガレス・ベイル。それは、なぜかというと「あのドリブルができたら、マジで最高」だからだ。「裏に抜けるのは持ち味だし、走力には自信がある。スピードに乗って、自分で抜いてゴールというのは理想の形なので、もっともっとそういう部分を伸ばしていきたい」とさらなる高みを目指す。

 プロとして、確かな一歩を踏み出した男は「デビューできたのは大きい。これから何試合に出られるか分からないけど、長い時間試合に出られるように努力して、スタメンを勝ち取る勢いでやっていきたい。目標ですか? 5点取りたいです」と胸を張って答えた。

(取材・文 折戸岳彦)
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