勝利に導く2ゴールに咆哮を上げるFW長沢駿

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[3.5 J1第2節 柏1-3G大阪 柏]

 今季リーグ戦初得点を含む2ゴールでこの試合の決勝点を奪ったのは、ガンバ大阪の背番号20だった。

 前半7分、FW長沢駿の最初のゴールがゴールネットを揺らした。「ハル(藤春)がスルーパスに抜け出してフリーだったので、絶対にいいボールがくると思った」。左サイドをDF藤春廣輝が突破したのを見ると、ゴール前で待ち構える長沢は駆け引きに出る。一度、DF中山雄太の背後に回って視野から消えた後に、中山の前に入り込んだ。「ハルを信じて入っていってますし、ドンピシャのボールがきたので。冷静に決められた」。ヘディングでゴール右に流し込んだ。

「狙った」という2点目は、MF初瀬亮の右クロスに対して、倒れ込みながらも左足で狙う技ありのゴール。「2点目もDFとの駆け引きで上手くかわせて、意外と余裕があったので、ミートすることだけを考えた」。今度は柏のもう1人のCBであるDF中谷進之介を出し抜いて、ゴールを奪ってみせた長沢は「素晴らしいボールを蹴れる選手」とアシストした初瀬への賞賛も忘れない。

「周りがいいサポートをしてくれますし、ゴールを取ることだけに集中してできている」。昨シーズンはキャリアハイとなる9得点を挙げた長沢は、G大阪での充実した日々を語る。「今シーズンはひとつ上のレベルを目指して、責任を持ってやってくれている」と長谷川健太監督も、その姿勢は買っているようだ。

 この試合はハリルホジッチ日本代表監督が視察に訪れていた。記者からその話をふられると、「(視察を)知っていた」ことを明かした長沢は、「……まぁ、入ってから考えたいと思います。いまはこのチームで試合に勝ちたい。今年に懸ける想いは僕自身強いので。その延長線上で入れればいいかなと思います。ゴールはよかったですけど、そのほかのプレーはまだまだ」とG大阪の勝利を優先したいと言う。「今日みたいな試合を続けていければ、間違いなく勝てると思う」。長身ストライカーは、会心の勝利に手応えを感じていた。

(取材・文 奥山典幸)
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