はっきりと安倍昭恵夫人の顔が残っているパンフレット

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 数々の疑惑に揺れる学校法人森友学園

 大阪府の松井知事が、学校設置認可に難色を示すなど、「瑞穂の国記念小学院」の4月開校の雲行きは怪しくなってきた。

 しかしながらそんな中、森友学園は急遽、本日3月5日、「入学説明会」を開催。極秘裏に開催されたこの説明会の様子をリポートする

◆徹底した情報の秘匿ぶり

 森友学園が3月5日に説明会を開催すると告知したのは2月の下旬。「瑞穂の国記念小学校」のWEBサイトにある「入学説明会」ページに「追加開催」として告知された。しかし告知文を読んでも開催日時が公表されただけ。欄外に「事前予約制となりますので、「資料請求・説明会のお申し込み」フォームよりお申し込みください」とあり、開催場所は事後に参加者に連絡されるという仕組みだ。

 しかし、今回の入学説明会に参加した人の話によると、森友学園からはいつまでたっても、開催場所についての連絡はなかったと言う。そのため、やむなく参加者側から森友学園に連絡し、ようやく開催場所は瑞穂の国記念小学院であると教えてもらったそうだ。

 情報の秘匿ぶりは、会場でも徹底していた。参加者によると、まず入り口で、身分証の確認が行われ、携帯や鞄は全て預けさせられたと言うのだ。通常、どんなに厳重な持ち物検査があったとしても、財布などの貴重品程度は参加者に持たせるものだが、それまで預けさせられたと言う。さらには、厳重なボディチェックが行われ、録音機の類を身につけていないか確認されたと言うのだから驚くしかない。

◆メモを取っても退場処分

 しかしここまで情報を秘匿して行われたにもかかわらず、説明会で語られた内容は、「空虚」としか言いようのない代物だ。今回、参加者が録音した説明会の音声データを入手して聴いてみたが、司会者(籠池理事長の娘・町浪さん)が語る内容は、基本的に入学案内パンフレットに書いてある内容と同じ。

 しかもその内容も、「一人一人のお子様がスポットが当たらないということはまずありません。私たち教職員陣も得意分野があります。その得意分野で子供達を引っ張っていきますし教職員同士も切磋琢磨しながら伸ばしあっていくこういった状態を作っています」と、スローガンのような言葉が羅列されるだけで、何の内容もない。説明会の様子は全編録音で確認したが、「本当に教育するつもりがあるのか?」と首を傾げてしまう代物だ。

 さらに不可思議なことに、この説明会で森友学園は、メモを取った参加者や質問した参加者をつまみ出しさえしている。マスコミが鵜の目鷹の目でこの説明会の内容を知りたがっている状況だから、「メモを取られたら困る」と主張するのは、百歩譲って理解したとしても、どうしても理解できないのは、「メモの内容を確認するため、メモ帳を没収し、別室にて内容を確認してから、所有者に返却してつまみ出す」と言う森友学園側の対応だ。これは度を越しているだろう。質問した参加者には「後日、問い合わせフォームで質問してくれ」と回答しているのも理解しがたい。これでは説明会ではなく、「パンフレットの朗読会」でしかない。

◆舟木一夫が歌う校歌

 ただし、やはりそこは、対面の説明会だけのことはあり、パンフレットの朗読だけにとどまらない内容もある。その一つが、「舟木一夫が歌う」と森友学園が以前から宣伝している瑞穂の国記念小学校の校歌の披露だ。

 録音を聞いたが、まさに舟木一夫。往年のヒット曲「高校三年生」に似た曲調の校歌だ。何度か聞き直してみたが、やはり2017年開校の小学校の校歌には似つかわしくないように思う。これは籠池理事長の趣味なのではないだろうか?

◆パンフレットで消されたあの人物