ミラーマン撮影時の秘話や放送当時のエピソードを語った石田信之

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 円谷プロダクションがウルトラマンとは別路線で製作した伝説のヒーロー「ミラーマン」、そして記念すべきスーパー戦隊シリーズの第1作「秘密戦隊ゴレンジャー」が4日、北海道夕張市で開催中の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017」で上映された。上映後には石田信之と誠直也、両作品の主演俳優を迎えたトークショーも行われ、撮影時の秘話、そして時代を超えて生き続けるヒーローの精神が語られた。

 「ミラーマン」は1971年末から72年に掛け「帰ってきたウルトラマン」と時期を同じくして放送された作品で、当時怪獣ブームにあったことから主演の石田は「子どもだけじゃなく大人にもモテた」と赤裸々に告白。ホステスやCAにも受けがよかったと語り、飛行機を降りる際「いつも地球を守って頂いてありがとうございます」とCAから言われたと、よりテレビが身近にあった当時を感じさせるエピソードを披露した。

 また、当時はヒーローを演じるにあたり視聴者の夢を壊さないため「家では水を飲んでいても、外ではステーキを食べろ」といった指導が会社からあったこと、本多猪四郎監督から変身ポーズのアイデアを求められ、出演した「柔道一直線」のものにアレンジを加えたポーズが採用されたことなど、ファンにはたまらない秘話も明かされた。

 一方、戦隊を束ねるリーダーというそれまでにないヒーローを演じることとなった諸は、「ガサツでも頼りになるお兄ちゃん」という感じでアカレンジャーを演じたといい、撮影中は「生傷が絶えなかった」と話すが、「それでも役者はやらないと。代わりはいないんだから」と、その役者魂を語ってみせ、集まった往年のファンを感嘆させた。

 会場は“大きくなった子ども”=中高年の来場が多く見られたが、小学生とおぼしき男の子も「ミラーマン」に「初めて見たので面白かった」と声を弾ませ、今も昔もヒーローは人の心をとらえて離さないことを感じさせた。

 また、トークショーには特撮大好き俳優である宍戸開、津田寛治、西村和彦の登壇があった。(取材・文:長谷川亮)

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017」は3月6日まで合宿の宿ひまわりをメイン会場に、夕張市内の各会場で開催中