惜しくも1打届かず 川岸史果の初優勝はお預けとなった(撮影:村上航)

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<ダイキンオーキッドレディス 最終日◇5日◇琉球ゴルフ倶楽部(6,617ヤード ・パー72)>
国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス 」最終日。トータル9アンダー単独首位からスタートした川岸史果はスコアを4つ落とし、初優勝ならず。ツアー通算6勝で“怪物”といわれた父・良兼との“親子優勝”はならなかった。

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「自分の首を絞めてしまいましたね」。ツアー屈指の飛距離を誇るドライバーショットは4日間を通じて大きな武器となったが、65を叩き出した2日目、68とスコアをさらに伸ばした3日目に比べ、パーオン率が下がった最終日はウィークポイントも顔を覗かせた。
「(2日間)アプローチをほとんどしなかったですが、今日は7〜8回。パーパットがワンピンくらい残ることが多く、苦しみました」と、前半だけで3つスコアを落として、ハーフターン時にはともに最終組でラウンドしたアン・ソンジュ(韓国)、大城さつきに背中を捉えられた。
それでも後半は粘りを見せ、最終ホールまでアンとスコアで並ぶ一進一退の攻防。だが最後も懸念となったのはグリーン周りでの寄せ。18番パー5の2打目。ともに2オンを狙ったショットがグリーンを捉えられず、アプローチ勝負に。先に打ったアンがバーディパットを6m残し、プレッシャーをかけられる絶好の状況だったが、30ヤードの距離を「地面が硬く、バンスが跳ねてしまって…」とピンオーバーするミスショットで、カラーからのバーディパットも決められず。6mをジャストタッチで沈めたアンの勝負強さをまざまざと見せつけられた。
初勝利は逃したが、経験は大きい。「16番、18番のアンさんのパットは気持ちが入っていた」と元賞金女王の猛追を受けながら、気持ちを切らさずに最後まで大会を盛り上げる優勝争い。アンも「私が22歳でこの大会を勝ったときの雰囲気にすごく似ている。飛ぶし、攻撃的なゴルフ。私もそういうときがあったなぁと、ビックリしています。ボギーを打っても落ち込まない。今日はパターが残念でしたけど、ショットは良かったですね。まだ開幕戦、出場すればするほど強くなるんじゃないでしょうか。私もこれから彼女を気にしていきたいと思います」と認めるほど。プレー中も「守って守れるタイプではない(川岸)」と気持ちの浮き沈みを表に出さず、持てる力を出し切ることに集中した。
「飛距離は通用する。バーディ数は足りている。あとはパーセーブ率を上げるという課題が明確になりました。この経験を活かして次は優勝したい」と前を向いた川岸。父に良い報告はできなかったが、鮮烈な"本格デビュー戦"となったことは間違いない。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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