<ダイキンオーキッドレディス 最終日◇5日◇琉球ゴルフ倶楽部(6,617ヤード ・パー72)>
新鋭の悲願を阻んだのは3度賞金女王に輝いた実力者だった。「ダイキンオーキッドレディス」最終日、トップ5の全員がオーバーパーを打つ荒れ模様の展開を制したのは、2打差の2位タイから出たアン・ソンジュ(韓国)だった。

「緊張していて…」と1番、3番でボギーを叩く最悪の滑り出し。それでもアンは落ち着いていた。「今週はパー5でバーディが獲れている。切り替えよう」と冷静さを取り戻すと、次の4番パー5でバウンスバック。さらに5番でもバーディを奪い、7番でボギーを叩いたものの首位で折り返す。
後半も12番でスコアを落としたものの要所を締めた。16番で10mのバーディパットを決めて、ボギーを叩いた首位・川岸史果を交わすと、17番で並ばれたものの、18番で6mをねじ込み勝負あり。2010年に日本初勝利を挙げて以来となる琉球ゴルフ倶楽部での栄冠に酔いしれた。
今年のテーマはとにかく「笑顔を絶やさずゴルフを楽しむこと」だった。「オフにしっかりトレーニングと休息をとったことで体が元気になって、考え方も変わりました。去年みたいに悪い顔をしていても良い成績はやってこない。とにかく笑っていようと今年は心がけています」。
ハプニングにも笑顔で対処した。初日の10番でセカンドショットが木に当たった後、自分に当たりまさかの1罰打。その後もかみ合わず、ついたスコアは“8”。ダブルパーだった。「起きたことは仕方ないから、良い顔をしようと。そしたらすぐにバーディがきました」と最大瞬間風速20.7m/sの難コンディションの中、残りのホールで3バーディを奪い7位タイまで浮上。1オーバーは、ダブルパーが無ければ首位タイとなるスコアだった。
終始笑顔でプレーしたアンも優勝を決めた瞬間は泣いてしまった。「去年1年は体が痛くて棄権した試合が多かったり出られなかったから悔しかった。“ゴルフがつまらない”が口ぐせとなっていましたから。でも今年体調が良くなって、今は“頑張ろう”という気持ちでできている。そんなことを考えてたら色々な記憶が込み上げてきて、それで…」。悔しさ、嬉しさ様々な気持ちが涙となって溢れ出た。
優勝会見では笑顔を取り戻したアン。「今年は4度目の賞金女王いけそうですか」という質問には、「まだ1試合目ですよね(笑)あと37試合もありますよ」と意に介さず。「今年は賞金女王とかを考えず、とにかくコンディションを維持して多くの試合に出られるように頑張りたい」と話すにとどまった。だが、2010年に開幕戦を勝った時には勢いそのままに賞金女王に。体調面に不安もないだけに、今年も期待せずにはいられない。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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