チ・チャンウク「『操作された都市』はとても面白いが、軽くはない映画」

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俳優チ・チャンウクがデビュー10年目で初めてスクリーンの主演に挑戦し、関心を一気に受けている。今までドラマでは「笑ってトンヘ」「蒼のピアニスト」「奇皇后」「ヒーラー」「THE K2」など多数のヒット作を誕生させたが、忠武路(チュンムロ、韓国映画界の代名詞) とは縁がなかった。

チ・チャンウクは最近、ソウル鐘路(チョンノ) 区八判洞(パルパンドン) のカフェで行われたマイデイリーとのインタビューで「今になって映画主演として挨拶します」と話した。

「わざと映画に出演しなかったわけではありません。忠武路では作品と縁がなかったみたいです。珍しいと思ったほどです。実は出演に対して検討した作品もあったが霧散され、最終的にドラマを選択することになり、特別出演として参加した映画は編集されたりしました。作品のために編集されたので、残念な気持ちは全然なかったです」

そのように回り回って、ついに出演することになった初の映画主演作は「操作された都市」だ。たくさん悩んでからクォン・ユ役を確定した。

「出演オファーを受けて、たくさん悩みました。果たして僕が主演としてこの映画をきちんと引っ張っていくことができるだろうかと心配になり、負担も感じました。また、シナリオの漫画的な部分を映画的に上手く表現することができるのかと心配しました。しかし、パク・グァンヒョン監督に出会い、話し合った後、作品に対する確信ができました。一般的なリアリティーを目指す方ではなく、自分ならではの色を持っていたので、楽しい作業になるという感じを受けました」

「操作された都市」は、パク・グァンヒョン監督の12年ぶりの新作でもある。漫画的な想像力を加え、新鮮な犯罪アクションジャンルを完成させた。たった3分16秒で無職から殺人犯の濡れ衣を着せられた男クォン・ユが、ゲームのメンバーたちと共に事件の実体を暴いていくスリル満点の反撃を描く。

チ・チャンウクは、そのような予測できない「操作された都市」で活躍した。危険なアクションを直接行い、華やかなシーンを与えたことはもちろん、ローラーコースターのような複合的な感情を繊細に表現した。役に完璧に没頭し、クォン・ユを自身ではないと想像もできないキャラクターに完成させた。

「クォン・ユが特別だったり、明確な色を持っているキャラクターだとは思わないです。それで何かを準備しようとするよりは『もし僕だったら、どんな感情を感じるだろう』と質問を投げるなど、人物が見舞われたその瞬間、状況に集中しました。クォン・ユを極限の状況にまで追い込んでいく刑務所の中でのシーンは、撮影が簡単ではなかったです。体力的、感情的に大変でした。映画ではイメージのように短く見えるシーンだが、実際にはロングテイクで念を入れて撮影しました。殴られるシーンも多く、走ったり、転んだりしました。寂しい刑務所の雰囲気が感情没入に役立ちました」

何よりもパク・グァンヒョン監督が頼りになった。10年の演技経歴を誇示する彼だが、今回の作品では監督にたくさん頼ったという。

「演技中にも僕がきちんとできているか心配になった時もありましたが、監督と話し合いながら解決していきました。『操作された都市』は今まで僕が出演した作品中、最も監督にたくさん頼った作品でした。監督は何が何だが分からない僕の姿が逆に良かったと話してくれました。クォン・ユが突然、事件に巻き込まれたみたいに呆気にとられた状態で撮影してほしいと思っていたと言われました(笑)」

「操作された都市」はチ・チャンウクの熱演だけではなくアン・ジェホン、シム・ウンギョンなどの俳優たちとの呼吸も印象的だ。彼らは劇中、どこか気まずい雰囲気を演出しながらも完璧なチームプレーを披露して、笑いを誘った。

「僕は人見知りが激しい性格だが、共演した俳優たちも似ていました。気まずい雰囲気で呼吸を合わせたが、この点が映画にはより役立ったみたいです。各シーンを楽しく撮影しました。また、僕はシム・ウンギョンが演じたヨウルのキャラクターの設定も面白かったです。ハッカーなのにゲームは下手で電話だけ話すが、突然悪口も言ったりユニークなキャラクターです」

「『操作された都市』はとても面白い映画だが、軽い作品ではないです。映画中の人物たちは力がない方だが、彼らを非主流だと考えたくないです。僕たちの周りで、よく見られる普通の人たちについて表現しました。彼らを非主流だと思う現実が残念です。一緒に生きて行く人たちなのに、力が弱いという理由で酷い目に遭います。このような残念な話を軽快に描きました」