中国教育部(省)は1日、記者会見を開き、2012年の十八大(中国共産党第18次全国代表大会)以降の中国を出国する中国人留学生ならびに中国で学ぶ外国人留学生に関する業務報告を行った。資料写真。

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中国教育部(省)は1日、記者会見を開き、2012年の十八大(中国共産党第18次全国代表大会)以降の中国を出国する中国人留学生ならびに中国で学ぶ外国人留学生に関する業務報告を行った。統計データによると、2016年に中国を出国した中国人留学生と中国を訪れた外国人留学生は、同じようなペースで増加しており、中国は今や、世界最大の留学生供給源かつアジア最大の留学先となった。

〇留学帰国者が出国留学生を上回る「輸入超過」が次第に縮小

記者会見で発表された統計データによると、2016年、海外に出た中国人留学生の総数は54万4500人、各種留学から帰国した人の総数は43万2500人と、出国留学生と留学帰国者の割合は、2012年の1.46対1から2016年には1.26対1まで低下、留学帰国者が出国留学生を上回る「輸入超過」は、だんだんと縮小する傾向にある。おおまかな統計によると、中国人留学生の8割は、卒業後帰国してキャリア発展を目指す道を選択している。

地域別に見ると、海外に出る中国人留学生の留学先は、特定の国家にかなり集中している。2016年度、留学生の9割以上が米国・英国・オーストラリアなど10カ国に留学した。学歴別に見ると、2016年度の中国人留学生のうち、大学学部卒以上の学歴を持つ人が7割を占めた。

2016年に海外に出た中国人留学生のうち、私費留学生は計49万8200人、留学生総数の91.49%を占めた。2012年以降ずっと、私費留学生の割合は92%前後が続いており、「公費留学生主導、私費留学生主体」という留学構造がほぼ形成された。

〇増加し続ける中国で学ぶ外国人留学生 主流は「一帯一路」沿線国出身者

統計データによると、2016年に中国に来た外国人留学生は44万人を上回り、2012年比35%増、中国はいまやアジア最大の留学先となった。2016年、中国で学ぶ外国人留学生の出身国・地域は205カ国・地域に及び、過去最高を記録した。教育部国際司の許涛司長は、記者会見において、「以前は、中国で学ぶ外国人留学生の主な目的が中国語の習得だったが、現在は専攻学科を学ぶ目的の外国人留学生が増加の一途をたどっている。2016年、学位取得が目的の外国人留学生が留学生全体に占める割合は47.4%に達し、これまでの『中国語習得が目的』という留学構造が打破された。専攻学科の種類は、ますます拡大している」とコメントした。

ここ数年、「一帯一路」沿線国出身の学生は、明らかに増加傾向にあることは注目に値する。2016年、沿線の64カ国から中国に来た留学生の総数は、前年比13.6%増の20万7746人に達した。国家戦略に対応するための中国政府奨学金も、周辺国家や「一帯一路」沿線国に集中している。2016年、中国政府奨学金を受けた外国人留学生4万9022人のうち、「一帯一路」沿線国の学生は61%を占めた。

許司長は、「『一帯一路』戦略との関連で、沿線国に対して年間1万人の新入生受入枠を設けている。さらに今年は、中国に留学・研修に訪れる沿線国の留学生の支援を目的とする『シルクロード中国政府奨学金』も新設され、沿線各国の特別プロジェクトに対応した各業界のリーダーや優秀な技能人材を育成する」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/KM)