シリアの首都ダマスカスで、反体制派が掌握する東部グータ地区上空を飛行する政府軍の戦闘機「ミグ23」(2016年2月25日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】トルコの半国営アナトリア(Anadolu)通信は4日、シリアの軍用機がトルコ南部ハタイ(Hatay)県のシリア国境付近に墜落したと報じた。

 アナトリア通信はハタイ県のエルダル・アタ(Erdal Ata)知事の話として、シリア軍機が県内に墜落し、警察と救急隊が現場に向かったと伝えた。墜落機の操縦席は無人だったため操縦士らはパラシュートで脱出したものとみて現在、操縦士らの捜索を行っているという。

 シリア国営テレビも、政府軍筋の話として「トルコ国境付近で偵察任務に就いていた軍用機との連絡が途絶えた」と報じた。

 一方、シリアのイスラム系反体制武装組織「アハラール・アルシャーム(Ahrar al-Sham)」はAFPに対し、政府軍機を撃墜したと述べ、政府軍機はシリア北西イドリブ(Idlib)県上空を飛行し空爆を行っていたと主張した。

 また、英国に拠点を置く非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は、シリアのアサド政権側のものとみられる航空機がイドリブ県に墜落したと発表。操縦士の安否などは不明で、墜落の原因については相対する情報が錯綜(さくそう)しているという。

 アナトリア通信によると、トルコのビナリ・ユルドゥルム(Binali Yildirim)首相は軍用機が墜落した原因は不明としたうえで現場は当時、天候不良だったと指摘している。
【翻訳編集】AFPBB News