中国では数年前から「富二代」という言葉が頻繁に用いられるようになった。「富豪の2代目」のことで、ネガティブなイメージで使われることが多い。中には世間を騒がせるトラブルを起こす「富二代」もいるが、超高級車を乗り回しての事故というケースが少なくないのである。彼らにとって自動車は大切なステータスシンボルだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では数年前から「富二代」という言葉が頻繁に用いられるようになった。「富豪の2代目」のことで、ネガティブなイメージで使われることが多い。中には世間を騒がせるトラブルを起こす「富二代」もいるが、超高級車を乗り回しての事故というケースが少なくないのである。彼らにとって自動車は大切なステータスシンボルだ。

 中国メディア・今日頭条は3日、「米国で高級車を乗り回しているのはみんな中国人かもしれない」とする記事を掲載した。記事はまず「米国で生活していて、奇妙なことを発見した。街を往来する自動車のほとんどが大衆車で、なかなか見られない高級車に遭遇したと思ったら、みんな中国人が運転していたのだ」と紹介。いささか誇張気味にも思えるが、そのうえで米国人が高級車にあまり興味を示さない理由について説明している。

 示された理由は3つ。「富を見せびらかすことなく、走れればそれでいい」、「高い性能を求めず、たくさん走れればそれでいい」、「快適さ、実用性が一番大事」というものだ。記事は「米国ではとっくに自動車がステータスを表す時代は終わり、ウォール街やハリウッドの関係者ぐらいしか高級車には乗らない」、「自動車はあくまでも足代わり。ボロボロになるまで乗り倒す」などと解説した。

 そして、「中国では自動車市場が混乱しており、容易に消費者が両目を塞がれてしまう」のに対して、米国には公平、公正に自動車を評価するメディアが存在すると指摘。米国にも金銭を受け取って記事を書くケースがない訳ではないが、消費者には相応の判断力があることを伝えた。その一方で「中国の今の消費者は自動車の知識が大いに不足しており、クルマについて学ぶことなく、販売に関する話しか聞いていない」と論じている。

 中国のネットユーザーからは「外国で高級車を乗り回している中国人は、腐敗官僚の子か、豪商の子だ」との意見が。中国国内にとどまらず、米国でも「富二代」が存在感を見せているようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)