腕時計界で革命を巻き起こし続ける「G-SHOCK」のウンチク集! 今回は初代モデルがブレイクするきかっけとなったヒストリーをご紹介します。

 

G-SHOCKの凄さを最初に見抜いたのはアメリカ人だった

1983年に世界で同時に発売された初代G-SHOCK。当時、日本国内の雑誌はバイクにG-SHOCKを取り付けたり、ソフトボールを割って中に埋め込み、バットで打つ耐久テストなどを掲載。ですが、一部で話題になったものの、ユーザーの反応は少ないものでした。

 

その実用性を最初に認めたのは、実は日本人ではなくアメリカ人でした。タフでリーズナブルな設定が、彼の合理性にマッチし、徐々に認知度を高めていったのです。決定的だったのは、1984年に全米で放映されたテレビCM。アイスホッケー選手がバックの代わりにDW-5200Cを強烈にシュートする映像です。

誇大広告ではないかと疑われたTVCM




ゴール前のキーパーに向けてプレーヤーがシュートを放ったのは、パックではなくG-SHOCK。キーパーが見事にキャッチしたグローブの中で、Gは平然と時を刻む……という内容。

 

しかし、アメリカの現地販売会社が製作したこのCMに、誇大広告ではないかと消費団体が噛みつきました。その騒動を聞きつけた全米ネットのニュース番組がCMシーンを再現する実験を生放送。結果、やはりG-SHOCKは映像どおりにビクともしませんでした。この偶然の騒動が、逆に信頼性を高め、全米でG-SHOCK旋風を巻き起こすこととなったのです。

 

転機となった出来事はもうひとつあります。それは1990年に海外で発売されたDW-5900C。斬新なデザインがアメリカ西海岸のスケーターにファッションアイテムとして受け入れられられたのです。その様子が国内ファッション誌で紹介されると日本でもブレイク。1991年に勃発した湾岸戦争の米軍兵士やミュージシャンのスティングが装着した逸話も紹介され、G-SHOCK人気はさらに拡大、同時に伝説化していくのでした。

↑海外専売モデルのDW-5900。液晶グラフィックを採用した3つ目デザインが特徴でした