試合中、苛立ちを見せるFW大久保嘉人

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[3.4 J1第2節 FC東京2-0大宮 味スタ]

 移籍後初ゴールはお預けとなった。FC東京のホーム開幕戦にフル出場したFW大久保嘉人は2試合連続で不発に終わった。それでも、試合終了間際にMF中島翔哉のダメ押しゴールを“演出”した。

 1-0で迎えた後半アディショナルタイム1分、PA内左の位置で胸トラップから右足ループシュート。至近距離で狙った決定的なシュートはGK塩田仁史にかき出され、こぼれ球に中島が詰めた。「そこに詰めているのが素晴らしい。2点目をとって勝利を確信できた」。これが試合を通して大久保嘉が放った唯一のシュートだった。

「シュートが打てていない。割り切るしかない。そこは試合中に切り替えて、前でキープをしたり、パスを出したり、チームのためにプレーしている。まだ2試合。焦ることはないし、勝ち点を積み上げるのはいいこと。もっと良くなっていく」

 今オフに積極補強を敢行したFC東京は、日本代表経験者が各ポジションに揃う豪華な陣容となった。すでにMF高萩洋次郎、GK林彰洋ら新戦力が個の力を発揮しているが、攻撃面はまだフィットしておらず、コンビネーションは発展途上にある。大久保嘉は前線の選手と息が合わず、苛立ちを見せる場面もあったが、「(連携が)ここまでかみ合わないのは想定内」と言い切る。

「俺が点を取らなくても勝てればいいこと。(連携が)合う時はいつか絶対にくる。点が取れないという焦りはない」。攻撃の歯車がかみ合えば、悲願のJ1制覇が見えてくる。「チームが勝つことが大事。今年はタイトルを獲りたいという気持ちしかない」。百戦錬磨のベテランFWは「もっと強いチームになると思いますよ」と力強かった。

(取材・文 佐藤亜希子)


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