河南省で車のトランクに座る高齢女性(出典:http://shanghaiist.com)

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親をとても大切にする中国の人々。しかし、それは過去の話となったのだろうか。このほど河南省の公道で目撃された車の写真が話題になっている。運転しているのは息子だが、彼はこの母親をのけ者扱いしているのであろうか。それとも…!? 

河南省の鄭州市で撮影されたある車の写真がインターネットに流出し、現在も拡散中である。その開けっ放しとなっているトランクには運転手の母親と思われる高齢の女性が座っている。この車の主はLiさんという男性。彼はメディアの取材を受け、「花嫁募集中の兄に女性を紹介する夕食会があり、それを終えて自宅に戻るところでした。でも私の車に全員を乗せるには定員オーバーで、そのような形になったのです」と告白している。

Liさんは母親をレストランで待たせ、後で迎えに来るつもりであったが、母親が「そんなことをする必要はない。自分がトランクに座れば1回で済む」と申し出てくれたからだと説明している。それが事実であるとしても、ネチズンからは「なんと非情な息子」「親不孝者」といった批判が続出。それに心を痛めたLiさんの母親は「とても心の優しい良い子です。息子を悪く言わないで」とやっきになって釈明してみせた。

また災害が起きた時、母親より妻を先に助けて親族から罵られた例もある。安徽省で川が氾濫した際、28歳の男性は自分との距離が近く確実に助けられるという理由から妻を先に助け、母親をその次に助けた。「年配者を優先すべき。とんだ親不孝者」と父親は激怒したが、若い世代も多いネチズンの間では「男性の選択は正しい」という意見が多数であった。

実は中国で、このたびと同じような写真が最近も話題になっていた。運転手の母親と思われる高齢の女性がやはりトランクに座っており、孫と思わしき子供が2席分のスペースを使ってのびのびと寝ている。しかもその車は彼女が買ったものだそうだ。老いた母は息子のために惜しみなく金を使い、孫のために犠牲になり、それでも邪魔にされやがてあの世へ…!? しかし家族内のこうした人間模様を「許さない」「親不孝だ」と、怒り涙するネチズンがいることもまた事実なのだ。

出典:http://shanghaiist.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)