馬英九前総統(右から3人目)

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(ニューヨーク 4日 中央社)馬英九前総統は3日、蒋介石元総統の歴史的評価について「功績第一、誤り第二」との考えを示した。

馬氏はこの日、訪問先の米ニューヨークで華僑団体主催の夕食会に参加。その席上で、国民党政権が台湾市民を武力で弾圧した1947年の「二・二八事件」について語った。

台湾では、派兵に踏み切った蒋介石を同事件の元凶とする見方があるが、馬氏は「当時の国家元首として(それなりの)責任がある」としながらも、現段階で公開されている資料を見る限りそうと決め付けることはできないと述べた。

また、蒋介石の台湾への貢献としては「光復(日本統治時代の終結)」、「防衛」、「建設」を挙げた。

民進党の蔡英文政権は先月25日、「移行期正義」の実現に向けた取り組みの一環として、蒋介石を記念する「中正紀念堂」(台北市)からの権威主義色の排除を発表。

同党の林佳龍台中市長も二・二八事件から70年となった28日、市内の学校や公園に建てられていた蒋介石の銅像について、設置場所から撤去する方針を明らかにした。

(黄兆平/編集:羅友辰)