東京五輪に向けて、若き女神も登場した。1月29日におこなわれたボルダリングジャパンカップでは、伊藤ふたばが14歳9カ月の史上最年少で優勝を飾った。クライミング専門誌「ROCK&SNOW」編集長の萩原浩司さんが彼女の強さの秘訣を解説する。

「昨年の同大会で4位、ユース世界選手権ではクラス別で2位の成績を収め、以前から注目されていた。14歳ですが、経験的には第一線で活躍できるレベル。手足が長く体格にも恵まれ、柔軟性に優れて指の力が強いのが持ち味」

 ユース日本代表のヘッドコーチを務める西谷善子さんは、こう評する。

「負けん気がすごく強く、一度スイッチが入ると相当なもの。今大会は勝ちにいくという気持ちが、前に前に出ていたのもよかったと思います」

 栄光の五輪金メダルを目指して、進化しつづける女性アスリートは、じつに強く美しい。

いとうふたば ’02年4月25日生まれ 岩手県出身 父・崇文さんの影響で小学3年からスポーツクライミングを始める。到達した高さを競う「リード」でも、昨年の日本選手権3位。東京五輪でのメダル獲得に期待がかかる

(週刊FLASH 2017年2月21日号)