史上初の「家電」付録(画像は『ちゃお』の17年4月号)

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少女漫画誌『ちゃお』(小学館)の付録に史上初めて、「家電」が登場した。機能はずばり「お掃除ロボ」で、机の上の細かいゴミを勝手に吸い取ってくれる。

「最近の付録ってすごい」「ルンバ的」とネットユーザーの興味関心も高いこの付録。今回、J-CASTニュースはその吸引力を検証した。

「採算取れるのか心配になる」

お掃除ロボは、その名も「プリちぃおそうじロボCHI-01」(以下、「プリちぃおそうじロボ」)。17年3月3日に発売された4月号の付録で、雑誌本体の価格580円(税込)だけで入手可能だ。

同誌連載中の作品「プリプリちぃちゃん!!」の主人公である地底人「ちぃちゃん」をフィーチャーしており、見た目は可愛らしい。

機能について、付属の取扱説明書は

「机の上を『自在に走り回って消しゴムのカスをおそうじしてくれる、夢のふろく』」
「これでいつもあなたの机はピカピカだ」

だと説明している。

自動走行で、障害物や段差を認識しながら方向転換する。こうした機能は「ルンバ」をはじめとする全自動の掃除ロボットと同じだ。

そのため、ツイッターで

「580円でルンバをゲット」
「採算取れるのか心配になる」
「ルンバが欲しいけど高いから買えないって人にオススメ」

との声が寄せられている。

実際、ルンバの代わりになるほど高性能なのか。今回、「プリちぃおそうじロボ」に記者の汚い机を掃除させてみた。

消しゴムのカスを掃除させてみる

「プリちぃおそうじロボ」は、パーツの状態で封入されている。ロボットを組み立てる、と聞くと手先が不器用な読者は気おくれするだろうが、組み立て方の説明書は同封されている。切ったり貼ったりの複雑な作業はない。

単4電池をはめ込んで、セット完了。満を持してスイッチを入れた。「ガー」とやや大きな音を立てて、「障害物」だらけの机を動き回る「プリちぃおそうじロボ」。

ファイルや本を器用に避け、軽やかに方向転換を決める。移動した部分から細かいゴミが消えている。ちゃんと吸っているようだ。

さらなる吸引力テストのため、消しカスを机の上に撒いてみた。1回の移動で吸引できたのは、全消しカスの60%ほど。「ピカピカ」とまではいかないが、ある程度の戦力にはなってくれそうというのが、記者の感想だ。