ロシア・エカテリンブルクで行われたボクシングのノンタイトル戦で、ヨハン・ドゥオパ(フランス)に勝利して喜ぶアレクサンドル・ポベトキン(2016年12月17日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】世界ボクシング評議会(World Boxing Council、WBC)は3日、ドーピング違反が発覚したアレクサンドル・ポベトキン(Alexander Povetkin、ロシア)に対し、無期限の出場停止処分と罰金25万ドル(約2800万円)を科した。

 ポベトキンは、昨年5月21日にロシア・モスクワ(Moscow)でデオンテイ・ワイルダー(Deontay Wilder、米国)とのWBC世界ヘビー級タイトルマッチを控えていたが、その直前に禁止薬物のメルドニウム(Meldonium)に陽性反応を示した。

 WADAは当初、運動能力向上剤として昨年1月1日から世界反ドーピング機関(WADA)の禁止薬物リストに上げられたメルドニウムについて、ポベトキンが使用した十分な証拠はなかったとして、同8月に同選手を潔白と判断していた。

 しかしながら、ポベトキンは昨年12月に再びアナボリックステロイドに類似した禁止薬物のオスタリン(ostarine)の使用が発覚。メルドニウムの検査結果と合わせて、WBCは同日、無期限の出場停止に加えて厳しい罰金処分を言い渡した。

 WBCの声明によれば、2004年アテネ五輪のスーパーヘビー級で金メダルに輝いた37歳のポベトキンは、1年後に処分解除を申請することが可能になるとしている。

 主にロシア選手をはじめ、昨年多くのアスリートが検査で陽性反応を示しているメルドニウムは、1970年代の旧ソ連で開発された薬物で、女子テニスのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が、同年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)で行われたドーピング検査で使用が発覚して以来、注目が集まっている。
【翻訳編集】AFPBB News